2019年5月26日日曜日

天谷山 南蔵院 竜福寺

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大久保通りから見た南蔵院

 元和元年(1615)、牛込城主の牛込勝重氏が正胤法師に請い、早稲田に吉祥山正福院として創建したのが始まりです。延宝年間に、早稲田から現在の牛込に移ってきて、天台宗南蔵院竜福寺と改号しました。

市ヶ谷牛込絵図
 江戸切絵図にももちろん、現在の大久保通り沿いであろう場所に記載があります。通りを挟んで向かい側は、「御箪笥町」と書いてあり、現在でもこの辺りは、箪笥町です。箪笥とは、衣服をしまうタンスのことではなくて、当時は武具のことを意味していたようです。
 神楽坂には、兵庫横丁という路地があり、兵庫のいわれは牛込城の武器庫があったのでそのように呼ばれています。箪笥町といい、兵庫横丁といい、戦国時代から江戸時代にかけて、この界隈は、武器に纏わる土地だったのですね。
 よく考えたら、市ヶ谷に防衛省がありますね。今でも、武器というか、軍事に纏わることがこの界隈には続いていますね。

南蔵院 本堂

歓喜天堂
 南蔵院には、戦前まで、歓喜天堂と弁天堂がありました。しかしながら、弁天堂は戦災で焼失してしまい、その後、再建されなかったようです。
 弁天堂や歓喜天堂のある南蔵院の前には、昔は、甘酒屋や、おでん屋の屋台が出て賑わっていたようです。


南蔵院の地図、アクセス

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