2018年11月18日日曜日

東京の暗渠---Culvert[東京マップ]

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 東京は、かつて水の都でした。江戸の町には水路がはりめぐらされ、内陸部との交通手段、運送手段として、船が活用されていました。また、江戸の郊外には、小川が流れ、水車もたくさんありました。
 しかしながら、明治以降、東京の川は転機が訪れます。震災の瓦礫撤去のため埋められたり、自動車交通の発達により、水路より道路が必要になったため川の上に道路ができたり、都市化のため川が汚染され、そのまま下水道にされてしまったり・・・
 そのような都市化の過程で、東京の川は蓋をされたり、埋められたりしたのです。東京にはそのような暗渠と化した川がたくさんあり、地上からは見えなくても、今でも道路や公園の下に川が流れている場所があります。
 そんな暗渠と化した川ですが、その上の道路は、くねくね曲がっていたり、不自然な区割りであったり、川が流れていた痕跡を道路の上から感じることができます。

谷区

 いもり川


いもり川
広尾の住宅街に、かつて流れていたいもり川。暗渠化されても、路地の湾曲が小川が流れていたと今に伝えています。

穏田川暗渠①旧渋谷川遊歩道路①原宿神宮前商店会
原宿の裏、そう、90年代から2000年代にかけての裏原ブームの中心地の一つであった旧渋谷川遊歩道路。ここはもともと渋谷川の上流、穏田川が流れていた場所。

穏田川暗渠②キャットストリート
穏田川暗渠のうち、表参道から、明治通りまでの通りは、ご存じキャットストリート。現在は、世界中のブランドがショップを出し、カフェなどもあり、海外の人も多く散策している。

東区

アンティークショップ 谷中三清洞
藍染川暗渠①へび道
藍染川暗渠のくねくねした道。下町の住宅街をくぐり抜けると、雑貨屋や、飲食店などがあります。

藍染川暗渠②よみせ通り商栄会
大正まで、藍染川が流れていましたが、今は暗渠化されています。その暗渠の通りに商店街が形成されています。戦前は、夜店が出てとても賑わっていたのです。

島区


谷端川暗渠|大塚三業通り
かつて、華やかな花街であった通り。今は、ほぼ住宅街になっておりますが、芸者さんはまだ細々といらっしゃるようです。細くうねった道には、谷端川と云う小川が流れており、その小川沿いに料亭が並んでいたのです。

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