2019年2月24日日曜日

いもり川|広尾の谷底の渋谷川に流れる暗渠[東京マップ]

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 青山学院大学構内にあった池を水源として、広尾の谷のような低地を渋谷川まで流れていた川です。旧川沿いを歩くと、地形の起伏、道のうねりなど、川が流れていたことを疑似体験できます。
 特に日本赤十字社医療センター前からまっすぐ坂を降りたところにある「いもり川階段」から明治通りまでの道は、格別です。日本赤十字社からの坂は、さながら谷底に降りていくような地形は、川があったことを想像できます。

 日本赤十字社医療センターから谷をおりて左手に、この高級住宅街には似ても似つかない鬱蒼とした場所があります。ここが「いもり川階段」です。いもり川階段上から向かって左には、以前、「羽澤ガーデン」という結婚式や宴会などで利用されていた日本庭園と日本家屋の建物がありました(今は取り壊されてマンションになってます)。江戸切絵図を見ると青山に「此辺羽根沢村」という表記がありますので、この辺りのことなのでしょうか。しかしながら、切絵図上ではこの辺りに川の表記はありません。表記するに足らぬ小川だったのでしょうか?羽根澤村より北側は、大きな大名屋敷や武家屋敷が見られますが、青山以南のこの辺りは当時は田畑だったようです。
青山渋谷絵図(江戸切絵図)



 この階段から下は、細くクネクネした道になり、小川が流れていたことが偲ばれます。ここが小川だったと考えると、この階段は滝のようになっていたのでしょうか?(勝手な想像です。)

 このカーブが、当時の小川への想像を掻き立てます。右側に羽澤ガーデンがあった場所です。無機質なマンションに変わり果てています。以前はもっと鬱蒼としていたと思われます。羽澤ガーデンがあった頃も何度も通ったことあるのですが、その当時は暗渠に全く興味なく・・・もったいないことをしました。全く覚えておりません。

 自然が見られたのは(自然なのか人為的なのかもよくわかりませんが・・・)いもり川階段付近だけで、歩を進めると、コンクリートに囲まれた無機質な道となります。ただ、何かこのコンクリート、建物がが不自然と申しますか、やけにそっけない無機質なコンクリートの壁があったりします。建物の水路側は、無機質であったりそっけなくなりがちですから、この辺りもその名残なのでしょうか?


もり川の地図、アクセス


     


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