夕やけ坂｜恵比寿高級住宅街の坂道

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　恵比寿駅西口からほど近いところに恵比寿公園があります。恵比寿駅間近で、駅周辺はそこそこ繁華街ですが、少し路地に入れば住宅街ですし、この恵比寿公園は、都会の広場のあるシャレた公園などではなく、滑り台やブランコ、砂場のある、正真正銘の公園です。

　恵比寿公園脇の路地が、「夕やけ坂」です。

　この近辺は、おしゃれなショップ、カフェ、レストラン、そして路地に入れば高級住宅街となりますが、この坂の入り口には昭和の趣を感じさせる会社があります。恵比寿の発展をずっとこの場所で見てきたのでしょう。

　坂は、途中からダイナミックに右折します。

　右折後は、少し坂が急になります。この坂の上は、住宅街であり、高層マンション等もなく、また、その先も、高層ビルがないため、坂の向こうは、このように抜けるような青空が広がります。（晴れている日は）特段大きな見所の少ない坂ですが、この地点から坂の上を見上げると、少々都心とは思えないような青空が広がるこの景色は若干の見所であると思います。代官山や恵比寿のショッピング等の合間によって見てはいかがでしょうか。

　そして、この坂の途中に「夕やけこやけの小学校」と横断幕が張ってある「長谷戸小学校」があります。なぜ、この小学校が「夕やけこやけの小学校」かと申しますと、この小学校の音楽教師をされていた草川信さんいう方が、「夕やけこやけ」の歌の作曲者だからだそうです。そして、この坂の名前の由来も、「夕やけこやけ」の作曲者が勤めていた小学校があるから、「夕やけ坂」と呼ばれるようになったようです。

　この坂に坂名の標識はありませんが、長屋戸小学校に「夕やけこやけ」の碑があります。
　間違えてはならないのは、あくまでも草川さんは作曲者であります。作詞者は、中村雨紅さんという八王子出身の方で、この歌詞は、中村さんが幼少時代の八王子での情景を歌詞にした歌ですので、この坂を登りながら、「夕やけこやけ」の歌詞に思いを馳せ、「山のお寺の鐘がなる〜♪」は、この坂の上にお寺があったのだろうかなどと想像することは、お門違いになります。

　この長屋戸小学校の門は、教会か、インターナショナルスクールかと思わせるような、おしゃれな趣向であります。また、門脇には、英語で、しかもオールドイングリッシュの字体で校名が書かれている不思議な小学校です。

夕やけ坂の地図、アクセス