原宿の住宅街の中にある寺院。境内にある案内板によると、もともと、寛永4年(1627)、四谷千日谷(四谷でも信濃町駅のあたり)に円成院日光という人が草庵をあんだのが始まりのようだ。寛永3年(1706)に現在の地に移ってきたのだそうだ。
毘沙門堂 |
東都青山絵図(国立国会図書館) |
境内には、原宿発祥の地という碑がある。現在、原宿という地名は消失しているが、原宿というと原宿駅から竹下通り、表参道、裏原と呼ばれたプロペラ通りや、とんちゃん通り、旧渋谷川遊歩道路などを重おい浮かべるが、その辺りは、過去の地名で言うと穏田。江戸切絵図にもヲンデンと書いている。
そして、原宿はどこかというと、江戸切絵図で見ると、妙圓寺の右手に原宿と書いている。そう妙圓寺あたりがそもそも原宿村だったんだ。江戸切絵図から察するに、大名屋敷や武家屋敷が立ち並ぶところだったんだな、この辺りは。妙圓寺の向には遠江浜松藩、井上家の大きな屋敷がある。その先には、安芸広島藩、浅野家の屋敷がある。
その浅野家の2代藩主の正室が写経した法華経が妙圓寺に残されていて、渋谷区の有形文化財になっているんだそうだ。
戦災で、多くを失ったそうなんだが、これらの石仏などは古そうだし、残ったものなんだろうか。
境内には釣瓶井戸がある。まだ水が汲めるんだろうか。そばにはカエルの石像。
妙圓寺の地図、アクセス
東京都渋谷区神宮前3−8−9
妙圓寺 口コミ
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