2025年2月22日土曜日

プロムナードお花茶屋(お花茶屋商店街振興組合)|京成沿線ほのぼの商店街

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 葛飾区のローカルな駅、京成線のお花茶屋駅。お花茶屋駅ができたのは昭和6年(1931)のこと。駅ができた頃は、この辺りは田園地帯だった。


 国土地理院で公開されている昭和11年(1936)のお花茶屋周辺の空中写真を見ると確かに田園地帯が広がっている。


 戦後はどうかというと、昭和32年(1957)の様子がこれ。だいぶ建物が増えているが、この頃でもまだ畑があったんですね。


 プロムナードお花茶屋のサイトに掲載されている歴史によると、昭和23年(1947)頃から商店が少しずつ営業を始めたのだそう。それまでは、田園地帯だったんで駅があっても商店なんかほとんどなかったのかな。
 お店が20店くらいになった昭和25年(1950)に商店組織が形成され、昭和60年(1985)には120店にまで増加したんだそうだ。その昭和60年に今のお花茶屋商店街振興組合が発足。
 多くの商店街が昭和30年代頃から衰退していったのに、プロムナードお花茶屋は逆張りをいったわけだ。




 古い看板建築も残っているが、ところどころ閉業しているような建物も見える。



 チェーン店もあるが、地元の個人店が今もなお現役で頑張っている。


 お花茶屋周辺はメッキ工場が多かったと聞いたし、そもそも町工場もたくさんあったんだろうけど、そしたら労働者向けの酒場があってもよさそうだが、ここいらにはあんまりない。そういう酒場は堀切菖蒲園とか青砥になるのかな。







 プロムナードお花茶屋からは少しそれた通りに、昭和の風景が残っている。
 上の看板建築の看板には「保証+牛乳」と書いてある。その保証牛乳のお花茶屋販売所だったらしい。
 保証牛乳という名前は、何だか美味しそうな感じのしないネーミングだけど、歴史は古く昭和初期からあったらしい。戦前の都内には牛乳メーカーが数十社あり、その中でも保証牛乳は上位5社に入っていたようだ。戦後は、保証牛乳が乱立したようで、東京近郊では東京保証牛乳、西多摩保証牛乳、横浜の保証牛乳、相模原保証牛乳、千葉保証牛乳などなど。
 このお花茶屋販売所が、どの保証牛乳に属していたのかは分からないが、昭和30から40年代には閉鎖や買収されたりしている。その中で、千葉保証牛乳だけは保証乳業に改称ののち、平成6年まで存続していたらしい。
 さて、このお花茶屋販売所が、どの保証牛乳に属して、いつまで営業していたのだろうか。


 昭和の香りぷんぷんの中華料理みとや。昔は、こういう町中華が、市民の食を満たしてくれていたのだ。

ロムナードお花茶屋の地図、アクセス

東京都葛飾区お花茶屋1丁目

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