2019年3月21日木曜日

三原小路|昭和の面影のこる銀座の小径[東京マップ]



 大歓楽街・銀座。その銀座のあづま通りを歩いているとビルの谷間に赤い幟がいくつも立っているのが見えてきます。ビルの谷間の小径にビルに張り付くように小さなお稲荷さんがあります。新しいブティックに紛れて歴史ある老舗も残っている銀座ですから、お稲荷さんがあっても何の違和感もありません。




 このお稲荷さんのある小径の足元を見ると、石畳が引かれており、風情があります。この小径は、「三原小路」と呼ばれる小径で、お稲荷さんは「あづま稲荷神社」です。あづま稲荷神社の奥には上品な佇まいの居酒屋が2、3軒あります。



 短い通りで、お店も少ないですが、昭和の雰囲気の残り香のある通りです。現在は、少々寂しい状況ではありますが、戦後間もない頃は、30軒近くの飲食店があったようです。上の写真の「次郎長」さんは、まさに戦後からあるお店です。以前は、賑やかな横丁だったのでしょう。
 昭和の面影が感じられるのは少しだけで、通りの北側の3分の2は「チアーズ銀座」という飲食店が複数入っている巨大なビルになっておりますし、南側も「ジンホア」という巨大な小籠包、餃子のお店があります。これらのビルが建つ前は、小規模な店舗があったのでしょうか。
 また、三原小路の北側にビルを挟んで平行に、路地裏飲食街があります。私は「銀座5丁目の長屋」と呼んでいますが、この三原小路の上品さとは対照的な昭和レトロ感ですが、この近辺に、個人経営の小規模店舗が密集しているのは、偶然ではなく、何か歴史的な意味があるのでしょう。その辺りはもっと調べたいと思います。



三原小路の地図、アクセス

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