元麻布の谷底、麻布十番の奥の方の路地を歩いていると、何だか少し下町のように感じる通りがあります。ここを歩いていると草が生い茂り、草に覆われた建物が路地を挟んで2軒並んでいる場所が現れます。麻布とはいえ、高級住宅街の方ではなく下町っぽい雰囲気の場所なので違和感はありませんが。
廃墟なのだろうと思いましたが、よく見ると、どちらの建物も飲食店の看板が掲げられており、どうやら現役のようです。向かって右はフランス料理やさん、左はすき焼き屋さんのようです。すき焼き屋さんの方は、店先にJAZZ BARとも書かれており、お店のコンセプトが良くわかりません。どちらのお店も雰囲気良さそうなので、一度行ってみたいものです。
フレンチ屋さんと、すき焼き屋さんに挟まれた路地が、実は安全寺の参道です。
路地の入り口には、「法久山」「安全寺」と書いた看板が貼ってあり、ここが、さながら山門なのでしょう。昔から、お寺は人が集まる場所。大きなお寺の周辺、参道にはお店があったりしますので、この安全寺の参道も参道らしさを醸しているのではないでしょうか。それにしても、この一角だけこのような古民家が残っているのは何なのだろう?そもそも昔は民家だったのか?それとも昔から飲食店、あるいは商店だったのだろうかと想像を掻き立てられます。麻布十番からは、外れていますので、この辺りには飲食店は全くありませんので、本当にこの一角だけ異質なのです。
そんなことを考えながら参道を歩くと奥に本堂があります。写真の奥に見えるのが本堂ですが、家です。家に「法久山」と看板が貼ってありました。あまりにも民家然としているので、写真を撮るのをはばかられ、写真は撮れませんでした。
お寺は、そんな感じですが、短い参道が好奇心を駆り立てます。
江戸切り絵図「麻布之絵図」の絵図には、現在と同じ場所に描かれています。北にある「毛利甲斐守」が、今の六本木ヒルズです。なので、今の六本木ヒルズの裏手、麻布の裏手は、寺町だったのです。
安全寺の地図、アクセス
東京都港区元麻布3−10−12
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