長谷山 加納院｜春には、朱塗りの山門奥のツツジが美しい！

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　谷中界隈のお寺にしては珍しい朱塗りの山門の加納院。朱塗りの山門も映えますが、何と言っても山門の奥にあるツツジが見事です。春先には、山門の奥にツツジが咲き、とても綺麗です！谷根千エリアでも路地裏ですので、喧騒から離れて静かに散策が楽しめます。
　山門の脇の石柱には、「八十八ヶ所　第六十四番　　　廿一ヶ所　第四番　　弘法大師加納院」と彫られています。加納院は、四国八十八ヶ所霊場の江戸版「御府内八十八ヶ所霊場」の六十四番目のお寺なのです。廿一ヶ所第四番とも彫られていますので、二十一ヶ所霊場もあったのでしょうか。ちなみに六十三番は同じく谷中にある観智院ですが、六十五番は何と大きく離れて三田の大聖院です。

　江戸切り絵図「日暮里絵図」には、加納院があるであろう場所には、「花能院」と描かれています。読み方は同じだと思われますので、同じなのでしょうか。字面的には、花能院の方が、なんだか美しいですね。

江戸切り絵図「日暮里絵図」

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