2020年10月25日日曜日

感応山 常在寺|谷中の芸能寺

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 山門がとても立派なお寺です。いつ造られたものなのでしょうか、分かりません。お寺は、元和2年(1616)創建であります。
 開基したのは、葛野九郎兵衛藤原定之という人で、名前の通り、藤原氏の流れを汲む人であり、葛野流という能楽太鼓方の流派の祖だそうです。
 そのような芸能の人が開基したからなのか分かりませんが、常在寺の墓地には、芸能に関する人のお墓が多いようです。伝統芸能に関していうと、大薩摩節の流祖の大薩摩主膳太夫、日本舞踊正派西川流宗家の西川喜州、俳人の八朶園寥松、そして、極め付けは中川翔子さんの父親でロックミュージシャンの中川勝彦さん。


常在寺と江戸切り絵図

 常在寺があったであろう場所は、江戸切り絵図の日暮里豊島辺絵図では善在寺と書かれています。この辺りに善在寺はありません。廃寺になったのでしょうか。よく分かりませんが、常在寺の記載もありません。


 なのですが、江戸切り絵図の東都下谷絵図に常在寺が描かれています。今の谷中の常在寺と同じなのでしょうか。下谷絵図に描かれている場所は、上野駅の南のABABなどがある上野広小路の繁華街辺りになります。
 この常在寺が、谷中の常在寺なのかは私には、よく分かりません。


常在寺の地図、アクセス

東京都台東区谷中5−2−25

 

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