創建年代は、不明のようです。いつのことか分かりませんが、昔、筑紫(福岡)にあった安楽寺の僧侶が諸国巡礼の途中にここに泊まったそうです。その僧侶が本尊の阿弥陀如来像を奉納したため、安楽院と称するようになったと伝わっています。
山門前にある弘法大師と書かれた石碑。江戸時代に宝暦年間に始まった御府内八十八箇所霊場巡りの碑で、明治43年に設置されたもののようです。
また、山門前に、「大和壷坂寺」と刻まれた号標も。なんで、城官寺なのに、大和壷坂寺?脇に西国六番と刻まれているようで、西国霊場巡礼の第六番である大和壷坂寺の号標の写しのようです。写し霊場とは、本当の霊場を巡ることは大変ですから、簡単に近場で霊場巡りができるようにつくられた霊場です。
安永6年と刻まれていましたので、1777年に作られた号標ということになります。
この城官寺の境内には、動物の造形物が多くあります。くまモンに、ポケモンに、三猿、カエル、ネコ。手水舎には、奉獣と刻まれていますから、動物の供養もしているのでしょうか。
穴の開いた石。これは何なんでしょうか。
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