五十間鼻とは、大田区の羽田で・多摩川と海老取川が交わるところにある沈床です。そこにぽつんと仏堂があります。五十間鼻からは、高く積み上げられているので、満潮時には、小島のようになります。
この仏堂は、「五十間鼻無縁仏堂」と呼ばれています。創建年代は分かっていないようですが、多摩川河口は、災害時には、多くの水難者が漂着するため、このような無縁仏のお堂が、いつしか建てられたようです。
特に、関東大震災や、その後の東京大空襲の際は、多くの水難者が漂着したそうです。そのような無縁仏のお堂が羽田空港に向かってひっそりと祀られているのは、感慨深いものがあります。それは、戦後、羽田空港は、米軍の羽田アーミーエアベースがあったからです。
東京大空襲で亡くなった無縁仏を祀るお堂の先に、アメリカ軍基地があったなんて。
五十間鼻無縁仏堂の地図、アクセス
東京都大田区羽田６−１１−５
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