高円寺パル商店街の南端に宝橋という欄干を模したような石碑があります。ここは昭和42年(1967)まで桃園川という小川が流れていましたが、今は蓋をされ暗渠となっています。
この宝橋を渡ると、高円寺ルック商店街になります。
高円寺パル商店街は、チェーン店なんかも多くて新陳代謝しているからなのかあまり古さは感じませんが、宝橋を渡り高円寺ルック商店街に入ると急激にグッと昭和レトロなノスタルジーに引き込まれます。
過去に映画館があったので、戦後の昭和26年(1951)、「映画館通り商店街」という名称を使い始めたようです。当時は本当に生活必需品のためのお店が多くあり、生活のため、娯楽のためと、大いに賑わったようです。
そして。昭和37年(1962)、商店街組織の発足とともに高円寺ルック商店街という名称になったんだそうです。
高円寺ルック商店街も、古着屋が密集しています。私が訪れ始めた20数年前からそうですが、ルック商店街の古着屋は個性的な古着屋が多いなと。確かあの頃は、レディースの古着屋が多かったような記憶があるのですが、この頃はメンズも多いようです。
帽子屋のCANDY WOODは、スタイリストなんかも訪れる名店。
ちょいちょい、レトロな商店建築に出くわします。この昭和レトロな町並みと、古着屋があまりにもマッチしてるんですよね。
これこれ、私が高円寺ルック商店街に抱いているイメージは、こんな昭和レトロポップな古着屋。20数年前は、こんな古着屋が結構あったような気がする。
20数年前は、興味がなくて全く目にもとまらなかったのですが、高円寺ルック商店街唯一の銅板建築。あの頃は本当に古着屋しか見てなかった。よく見るとLOVER SOULっていうお店の建物も瓦屋根のなんだか古めかしい建物だな。
この町中華、行ってみたかった。なんで閉まってたんだろ。
街の電気屋さんの抜け殻ですかね。
これはスゴイ。フヂヤ薬局は昭和8年(1933)創業で、建物は大正時代に建てられたものらしい。
昭和53年(1978)創業の喫茶、七つ森。建物が古めかしいが、創業より前からあった建物なのか、創業時に建てた建物なのか。店内もかなりレトロな店内で、ジャズが流れていたりします。七つ森とは宮沢賢治の詩集に出てくる森で、宮沢賢治の世界観がコンセプトのようです。
豪勢なモジャ物件。こんな物件を荒川区や足立区で見るのと、高円寺で見るのとではイメージが全然違う。
さかな陣兵衛、かの居酒屋探訪家、吉田類が酒場放浪記で訪れたお店。多分、1970年代からある老舗。ルック商店街はあまり酒場はないんだけど、ポツンと名店があるんですね。
荒川や、足立ではよく見かけるトタン。どこの商店街でも側面はトタン率高いんですかね。
30年から20数年前、70年代ファッションが見直された頃、こんなフォークなファッションというか、サイケなファッションというか、こんな人も多かったんですが、久々にこんなコテコテなファッションを見ました。これも高円寺ならではなのか。
高円寺ルック商店街の地図、アクセス
東京都荒川区西日暮里1丁目
高円寺ルック商店街 情報交換
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