東急目黒線、武蔵小山駅。東口の目の前には、平成の末頃までヤミ市から続くと思われる「りゅえる」という飲み屋街があったのだが、そこはタワマンが開発されてしまい、駅前の昭和レトロな淫靡な横丁は消え失せてしまった。
その代わり、昭和の面影として残っているのは、巨大なアーケード商店街の「武蔵鯉山商店街パルム」。駅側の入り口は、昭和レトロとは程遠い、隠微とは程遠い、キンキラで未来的なフォルムになっているのだが、かなり歴史のある商店街なのだ。
昭和11年(1936年)に東京商工会議所から発行された「東京市内商店街ニ関スル調査」(国立国会図書館デジタルコレクション)には、すでに武蔵小山商店街が記録されている。現在の商店街のエリアとほぼ同じで、総店舗数も225店舗と、ほぼ変わらない規模の商店街として記録されている。
東急目蒲線が大正12年(1923年)に開通し、武蔵小山駅が開業、その頃から、ポツポツと商店が集まってきたようだ。
武蔵小山商店街のホームページよると、2022年の武蔵小山商店街の店舗数は227店舗と記録されている。各地で多くの商店街が衰え、消えゆく中、武蔵小山商店街は戦前から変わらない賑わいを維持しているのだと思われる。
現在の商店街組織としては、戦後、昭和22年(1947年)からなので、そこから新たに再スタートしたしたのかな。
武蔵小山といえば、巨大なアーケードが有名なのですが、昭和31年(1956年)にアーケードができた当初は、東洋一のアーケードと言われていたようで、今でも東京で最長のアーケードなんだそうだ。
現在のアーケードは、昭和60年(1985年)に建て替えられたもの。駅側の入り口はドームのようになって、アーケードが分岐している。このアーケードの感じが、イタリア、ミラノにある歴史的な商店街、ガレリアと似ていることから提携を結んでいるらしい。
ドームのある分岐点から、東南方向と西南方向に商店街は分かれている。東南方向の通りが中心街なんだろう。とある休日に散策してみたが、午前中から人出がすごく、大層な賑わいだった。
東南方向の通りは、PALM-1、PALM-2、PALM-3、PALM-4と区分けされている。
上を見ながら歩いていると、古そうな商店建築がそこそこ残ってい流のが分かる。古そうな看板も残っている。
武蔵小山商店街パルム(PALM-1〜4)▶︎武蔵小山商店街パルム(PALM-G)
武蔵小山商店街パルム(PALM-1〜4)の地図、アクセス
東京都品川区小山3丁目
武蔵小山商店街パルム(PALM-1〜4) 情報交換
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