創建は、鎌倉時代中期と伝えられています。創建の地は、馬喰町初音ノ森といい、鶯が多く棲んでおり、鶯の鳴き声を初音といっていたことから、このような地名、社名がつけられたようです。元弘年間(1330年代)、尹之大納言・藤原師賢によって創建されたと伝えられており、文明3年(1471)、太田道灌の寄進により、社殿が造営されたようです。
戦後、昭和23年(1984)に、元の場所の馬喰町に儀式殿が建てられました。
本社の境内には、歴史ある石造物がいくつかあります。
田部酒庵稲丸の「ここに来て聞くそ嬉しき葛飾の初音の森の鶯の声」という歌碑。田部さんとは、どうやら、初音森神社の宮司のようです。田部酒庵稲丸も宮司だったのでしょうか。
狛犬は、安政年間(1818~1830)に造られたものです。犬というか、獅子でしょうか。なぜか、片方しかいません。戦災か、震災か何かで倒壊したのでしょうか。
大幟立石には、安政6年(1859)と刻まれています。
ご祭神
豊受比売命
初音森神社 本社の地図、アクセス
東京都墨田区千歳2−4−8
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