東京の国際的歓楽街、六本木の裏通り、旧テレ朝通りにある日蓮宗の妙善寺。こちらはなんとビルの地上フロアの一部がトンネルのようになっており、そのトンネルが参道になっています。そのトンネルの奥に本堂があります。
妙善寺のホームページによりますと、寛永4年(1627)に紀州藩御附家老三浦長門守為春公が大本山小湊誕生寺第20世興善院日為上人を開山として創建されたと記載されています。為春公の妹は徳川家康公の側室・お萬の方でありますので、お萬の方にもゆかりのあるお寺であるようです。
妙善寺では、江戸時代から碁会が開催されており、麻布の碁寺と言われていたようです。妙善寺の境内の墓地には、揚心古流師範・江上司馬之助武経(1748~1795)の墓や、大蔵流狂言師でもあった芝全交(1750~1793/本名は山本藤十郎)の墓もあります。
本堂の側面には、壁から滝が流れています。もちろん、自然なものではなく、人工的な滝なのでしょうが。
広い本堂は、イベントや、ライブスペースとしても利用されているようです。さすが、都会のお寺は、違いますね。
このあたり、江戸時代は、巨大な大名屋敷がたくさんありました。そのため、大名屋敷のはざまには、寺院も多くありました。麻布絵図をみると、その様子がよく分かります。妙善寺も、麻布絵図に描かれています。
妙善寺の地図、アクセス
東京都港区西麻布3−2−13
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