2021年6月6日日曜日

常榮山 自性院 本覚寺|羽田に平安末期からあるお寺

 ホーム寺院>常榮山 自性院 本覚寺


 平安時代末期、慈性により創建されたと言いますから、非常に歴史あるお寺であります。


 木造のとても立派な山門です。


 戦国時代、恵朝が住職の時に、とても栄えたそうです。


 安政5年(1858)、自性院火事と言われる火事により、本堂を含む諸堂が焼失してしまいました。明治42年(1909)に、ようやく本堂が再建されたそうです。


 境内南側のお堂と、「成田山三山笠講社再建」と記された石碑があります。成田山と三笠山を信仰する講社があったのでしょうか。



 自性院には、かつて牛頭天王社があり、羽田の総鎮守として祀られていました。明治維新の神仏分離により、牛頭天王社は、八雲神社として独立し、さらに、現在では、羽田神社として発展しています。
 そうやって分離されたのですが、昭和4年(1929)に、大森の弁天神社の社殿が、自性院の境内に移築され、牛頭天王堂に転用されることになります。明治維新では分離されましたが、その後、分離政策が緩んで、習合信仰が一部見られたのでしょうか。私、詳しくなくてよく分かりません。


 この牛頭天王堂、写真写りがとても悪いのですが、歴史的な価値は非常に高いのです。文久元年(1861)に、大森の弁天神社の社殿として建てられたものです。向拝の軒唐破風の下の弁財天の彫刻や、龍の彫刻がとても素晴らしいです。



榮山 自性院 本覚寺の地図、アクセス

東京都大田区本羽田3−9−10
 

0 件のコメント:

コメントを投稿

こちらからコメント、情報をお願いします。