青山通りというか、246といいますか、この通りは、青山、渋谷、三軒茶屋、二子玉川を通り、何だかおしゃれで洗練された通りという感じがします。このオシャレな青山通りの中でも一番オシャレな表参道あたりの西側に、この善光寺があります。
善光寺の歴史
江戸切絵図の「東都青山絵図」に、大きく描かれています。真ん中に縦に描かれている道が、大山街道、今の青山通りです。善光寺の東側には、青山善光寺門前町と書かれています。そこは、灰色に塗られていますから、町人が住んでいたのでしょうが、そのほかの部分は、白抜きになっており、この辺りは、武家屋敷の街だったことが分かります。
この谷中の善光寺は、元禄16年(1703)、火災により焼失してしまいました。そして、宝永2年(1705)、現在の地の青山に再建されました。
このため、現在でも、谷中には、善光寺坂という名前が残っています。
善光寺の境内
仁王門は、戦災で焼失したため、昭和39年に再建されたものです。正面には仁王像、裏には風神、雷神像があります。
鐘楼も、昭和34年に再建されました。茶、青、赤、金、など原色が鮮やかな鐘楼です。銅鐘は、享保6年(1721)に作られたものです。
本堂も、やはり空襲で焼失したため、こちらは、昭和44年に再建されました。
墓石を集めたような、こういうの何というのかわかりませんが、無縁になったお墓を寄せ集めているのですかね。
上の石碑は、延宝2年(1674)と刻まれています。ということは、青山に移ってくる前、谷中にあった頃のものだということが分かります。
青山でショッピングもいいですが、少し、歴史に触れてみてはいかがでしょうか。
南命山 善光寺の地図、アクセス
東京都港区北青山3−5−17
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