北千住駅からすぐそこの旧日光街道にある千住本町商店街。歩いていると、とある路地の奥に豪華な赤門が。瓦屋根も立派です。
勝専寺というお寺で、千住のおえんま様として知られています。北千住には、この勝専寺と、金蔵寺にも閻魔大王が祀られています。
創建は、鎌倉時代の文応元年(1260)。木造の千手観音立像があるのですが、これ、勝専寺を開基した新井正勝の父、新井正次が荒川から引き上げたと伝わっているそうです。浅草寺も川から観音像を引き上げてそれを祀ったことが始まりとされていますが、なぜ、そんなに川から観音像が引き上げられるんでしょうね。そんなに川に観音像が流されてしまうのか?疑問は募るばかりですが、それはいいとして、この千手観音が、この千住という地名の由来の一つといわれています。
赤門は、徳川家の姫君が嫁いだ家に造られたそうなのです。その辺り、勝専寺に関してどうなのかはよく分かりませんが、勝専寺には、徳川家の御殿が造営されており、徳川家が利用していました。何か関係あるのですかね。
この赤門は、1月と7月の15日と16日の閻魔開きの日にしか開くことはありません。この日には、寛政元年(1789)に作られた木造閻魔坐像も開帳されます。また、参道には露店が並びます。
戦後の頃の閻魔開きの縁日。今でもやっていると思います。
また、勝専寺では、2と7のつく日に、江戸時代より境内で千住ボロ市といって、古着を売っていました。今でいうフリーマーケットみたいなものですかね。昭和40年代の写真ですが、次第に寂れて、今は行っていないようです。
勝専寺の地図、アクセス
東京都足立区千住2−11
勝専寺 情報交換
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