2022年7月9日土曜日

セントラルロード①高円寺中通り商店街|昼から夜まで〜カオスな商店街

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 高円寺駅北口を出てすぐ、西に伸びる路地が高円寺中通り商店街。なんだか細い路地で、北口といえば、北口を出て真正面にある高円寺純情商店街があまりにも有名で、同じ北口の商店街として霞んでしまいそうではありますが、この高円寺中通り商店街は、高円寺純情商店街に負けず劣らず、中央線沿線文化圏、いや中心地としての猥雑さを凝縮したような商店街なのであります。


 高円寺という町は酒場の多い町ですが、この中通り商店街も、お昼過ぎから飲める酒場がちょこちょこあり、散策にはもってこいですかね。




 路地を覗くと、こんなビルの狭間のような路地にも酒場があります。いかにも昭和の場末の横丁って感じです。ここは昼間はやってないみたいです。




 中央線沿線文化圏には、古着屋はもちろん、中古レコード屋、そして古本屋が多くあるものであります。それはやっぱり、中央線沿線に、学生が多く住んだからなのでしょう。この都丸書店も、古本屋ですが、閉業してしまったようです。古本がamazonで簡単に買えてしまいますから・・・


 文化の街、高円寺らしい、シャッターアート。その隣には、ピンサロ。中通り商店街で風俗的なものは、後にも先にもここくらいですかね。



 昭和44年(1969)に創業したNEW-BURG。1969年というと、アポロ11号が月面着陸した年。中央線沿線学生文化も最盛期の頃じゃないでしょうか。純然たる昭和の洋食屋さん。お値段も昭和のまま。


 仲通り商店街から、南の中央線ガード下に向かう路地。ガード下の向こうは、南口の飲み屋街、高円寺ストリートになりますが、この路地にも少し酒場があります。


 この和田屋チェーン店。堂々たるレトロな看板建築なんですが、チェーン店?チェーン店と言われると、なんだか、レトロ感を出しているリノベ系なのかと思ってしまいますが、しかし、チェーン店と記している看板の文字もなんだかレトロですし、今時、看板にわざわざロバートブラウンて書く?
 調べてみると、やはり、チェーン店のようですが、その本店は、麻布十番で大正9年(1920)創業の食堂和田屋。ここで修行し、暖簾分けを許されたお店の一つが、この和田屋チェーン店。麻布十番の本店は、残念ながら廃業してしまっているようですが、都内には、ここ高円寺の他に、阿佐ヶ谷、西荻窪、浜田山、江古田、十条、新橋に残っているようです。
 夕方からの営業なので入れませんでしたが、常連さんなどでかなり賑わっているお店のようです。





 路地の奥の方にある、70' Blue on VELVET。70'と書いてあるので、70年代ロックなんかが聴けるバーかと思いきや、歌謡曲が聴けるバーのようです。路地裏にこんなお店があるのが、高円寺の懐の深さなのでしょう。



 先ほどの路地を、北上すると、こちらも酒場が多くあるのです。


 電脳少女BiBiBi。中央線沿線文化圏には、あまり似つかわしくないかもしれないコンカフェもひっそりあったりします。


 高円寺は古着の町といっても、古着屋が多いのは南口。北口の数少ない古着屋の一つHollywood。アメリカ古着を扱っています。


 これより先に行くと、高円寺庚申通り商店街になります。


 歩を中通り商店街の本線に戻します。古本屋の青木書店。シャッターが閉まっていましたし、中通り商店街のサイトにも載っていませんでした。商店街の入り口にあった都丸書店のように閉業してしまったのでしょうか。


 純喫茶ルバイヤート。絶妙に昭和な面構えの喫茶店ですが、閉業してしまっているようです。



 甘味の店あづま。昭和44年(1969)創業の甘味処。このお店の面構えも最高にレトロでノスタルジー。食品サンプルもレトロ感満載です。甘味処ですが、カレー、焼き飯、中華そばなどの食事もできます。高円寺で開業する前は、銀座にあったそう。




 中古カメラショップのKingFu Camera(カンフーカメラ)と、古本屋まるや


 昭和レトロなお店ばっかりではなく、昭和レトロな中に、イタリア料理屋なんかもあります。


 とか言いつつ、これはまたレトロ。定食ヤシロ。ヤシロチェーンと書いてありますが、先ほどは和田屋チェーン店てのもありましたが、このヤシロも、昭和の食堂チェーン。新高円寺に本店があったそうで、そこから暖簾分けしていったヤシロチェーンは、都内に結構あったようですが、今では、ここと荻窪、方南町、練馬のみになっているようです。
 ここ高円寺中通り店は、昭和56年(1981)創業。それから40年、ずっと、この高円寺で、学生やサラリーマンなどのお腹を満たし続けてきたわけです。


 大都会東京にあって、この店内。もう本当に、昭和の食堂がそのまま残っています。
 おかずを一品ずつ選んで、食事するもよし、つまみにして酒を飲むもよし。古き良き大衆食堂は、食堂と酒場のミクスチャー系なのです。




 中通り商店街は、途中からきた中通り商店街になるのですが、中通り商店街も終盤に差し掛かったところに、異様なお店があります。このセンス、私にはすっと入り込まないのですが、レディ・ガガのスタイリストも訪れたことがあるくらい、世界的にも知名度のある古着や、インディーズなブランドを扱うショップなのです。ショップ名ははやとちり。ショップ名も、私にはすっと入ってこないのですが。渋谷とか原宿でなく、銀座でも新宿でもない、高円寺のこんな昭和レトロな商店街にこんなお店があるっていうのも東京の底力を感じますね。


 はやとちりの横の路地。


 なんとかBARなんてのがあります。ここ、バーなんですが、一日店長みたいな感じで、その時々で店長が入れ替わり立ち替わりで、その店長のコンセプトバーみたいになるそうです。そんな歴代店長の中には、社民党の福島みずほもいたそうです。
 もう、本当に、高円寺はカオスですわ。なんでもありですか。




 こぢんまりとしたケーキ屋さんもありますよ。


円寺中通り商店街の地図、アクセス

東京都杉並区高円寺北3丁目

     


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