上野駅から御徒町までのJR高架下のアメ横商店街。戦後のヤミ市から続いているような昭和な商店が軒を連ねるゴミゴミした、これぞ昭和レトロな通り。
戦後、米軍の払い下げの衣料品を扱うお店が多く集まり、ファッションの発信地域であった上野、アメ横。そのお株は、東京西部、渋谷なんかに移ってしまったわけですが、それでも脈々とその血脈は受け継がれていて、スニーカーショップの人気店があったりします。そして、ここウェルカム・モール・グリーンには、その戦後当時から営業を続ける衣料品店が残っていたり、こんなお店があるんかい!?とファッションカテゴリーのあまりにもニッチな部分をついたお店もあります。それだけ、この地が歴史のある地だということです。
狭く細い通路の両側には、ゴミゴミごちゃごちゃと商品が吊るされたお店が軒を連ねる。各お店の看板のロゴは、昭和そのもの。で、各看板には、上野センターと書かれているのですが、昔は、ここは上野センターという商店街名だったのかな。アメ横ウェルカム・モール・グリーンは、商店街名にしてはちょっと長すぎやしないかい?
小さなレトロ商店の中に根津商店というお店があって、ここにはレザーベスト専門店という、それで成り立ってるんですか?と質問したくなる不思議なお店があるのですが、それだけでなく70年代デッドストックのパンツなんかも置いてあったりする不思議なお店なのです。
1980年頃創業のお店なんでしょうが、それでも新参者なのではないかと思えるくらい周りには年季の入ったお店が立ち並んでいるのです。
One & Half、なんとウェスタンアイテム専門店。ウェスタンアイテムを専門に販売して成り立っている!創業は1950年代か?戦前から戦後にかけてアメリカでは西部劇黄金時代でありましたから、当然、日本でも人気だったでしょうから、このようなウェスタンアイテムの専門店があっても不思議ではないのかな。まだ現役っていうのが凄い。
戦後、進駐軍が持ち込んだキャンディーなどの販売をルーツにする芳屋。そのようなルーツを持つお店ですから、看板の通り、輸入食品とお菓子のお店なのです。輸入食品や、海外のお菓子は戦後は珍しかったでしょうけど、今ならどこでも買えますし、別に輸入菓子でなくても、日本のお菓子も十分美味しいので、上野で輸入食品を買う需要がどれだけあるのだろうと思ってしまうのですが、このような歴史あるお店が存在していることが素晴らしい。駅近のこのような場所は、最近、無惨にも再開発されたり、古いお店が撤退して、新しい無駄におしゃれなお店が入ったりしているので、そうならないことを願う限りです。
SHIPSって、セレクトショップありますけど、その前身のお店はアメ横にあったミウラというインポートショップ。米軍払い下げの衣類を売るお店を当時はインポートショップと呼んだそうで、そのようなお店がいくつもあったらしい。
ミウラは、SHIPSとなって上野の地を捨てましたが、玉美というお店は、昭和25年(1950)創業からずっとこの高架下にあります。もともと、米軍払い下げの婦人下着をここで売っていたそうですが、いつしか、アメリカ、その他海外の衣料品を販売するようになったようです。まさにアメカジショップの老舗。
アメ横ウェルカム・モール・グリーンの地図、アクセス
東京都台東区上野6−4−8、12
アメ横ウェルカム・モール・グリーン 情報交換
アメ横ウェルカム・モール・グリーンについて、勝手な感想を書いてしまっています。皆様の訪れた感想、また足りない情報や、新しい情報などありましたら、コメントをお願いします。情報交換の場にしてもらえればと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿
こちらからコメント、情報をお願いします。