高円寺南口にある氷川神社の境内社として鎮座するのが気象神社。
２０１９年に公開された新海誠監督のアニメ映画「天気の子」に登場する神社として注目され、聖地巡礼に訪れるファンも多い神社。
気象神社ということで、下駄占いからきているんでしょう、下駄をモチーフにした絵馬です。また、おみくじには、カラフルなてるてる坊主が入っています。このてるてる坊主を絵馬をかけるところに欠けている人もいます。
日本唯一と言われる気象に関する神社。創建されたのは太平洋戦争末期の昭和１９年（１９４４）。大日本帝国陸軍の気象観測部が予報的中を祈願するために杉並区馬橋にあった気象観測部の構内に造営された神社なのです。
昭和という科学の時代に気象観測部という科学の部門で、気象祈願とは何とも非科学的ではありますが、神通力に頼らざるを得ないくらい戦況が苦しかったということでしょうか。
気象神社に祀られているのは、八意思兼命（やごころおもいかねのみこと）。八意思兼命は、天照大御神が天の岩戸に隠れた際、岩戸を開ける知恵を出したといわれています。そのおかげで、地上に陽の光が戻ってきたので、八意思兼命は気象の神と祀られるようになったようです。
気象神社の地図、アクセス
東京都杉並区高円寺南４−４４−１９
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