2023年3月4日土曜日

十条銀座商店街①本通り|下町十条の巨大商店街のメイン通り

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 十条駅の東側は、ごちゃごちゃと路地が入り組んだところだけど、西側は駅前にロータリーがあり、少しひらけている。とはいえ、駅前には、こんな低層な商店長屋が残る昭和レトロタウンでもある。


 商店長屋には、中華屋やスナック、バーなどが入っているが、先の方に行くと抜け殻になってしまっている建物が目立つ。多分、飲食店街というか、酒場街というか、そんな感じだったんだろう。




 そんな昭和レトロな風情を残す駅前にぽっかり口を開けているのが十条銀座商店街。十条界隈には、東十条駅付近も含めて多くの商店街が集まる地域で、まだまだ元気な商店街から、空洞化しかけている商店街などさまざま。その中でも十条銀座商店街はテレビ、雑誌などでもよく紹介される一番活気のある商店街。
 このアーケードと、入り口の巨大なモチーフを見せつけられると、十条界隈の他の商店街よりも十条銀座商店街の財力が巨大なのが分かる。
 十条銀座は、一本の通りではなくて、通りが交差したり枝分かれしたりしている。そんな商店街は多いですが。ただ十条銀座は、交差したり枝分かれしたりする通りにそれぞれ通り名がついている。本通りを中心として、東通り、西通り、フジサンロード、路地裏横丁的なプチロードといった具合に。


 北区は、明治以降、軍関係の工場が集積されることになり、十条駅のすぐ南にも陸軍の工場や火薬工場などがあったので、人が集まるようになったみたいですね。そんなことから、十条銀座のあたりには明治30年代後半頃から店が建ち始め、昭和13年(1938)に東京十條銀座商店街商業組合として組織された。
 戦後は、大型スーパーの進出などで商店街は大きな打撃を受け、商店街が空洞化し始めたのですが、十条銀座は、戦後も商店数を増やし、昭和51年(1979)にはアーケードが完成した。それまではアーケードが無かったんですね。


 アーケードがあると分かりにくいけど、古い商店建築や看板建築が残っている。


 十条銀座をそれて路地裏には、古い看板建築に酒場など飲食店が入っていたりする。




 昭和22年(1947)創業という歴史ある甘味喫茶だるまや餅菓子店。下町和菓子スイーツ、特に最近はかき氷が人気のお店。





 上をよく見ながら歩きましょう。立派な看板建築が隠れています。


 下町の商店街には、惣菜店がつきもの。惣菜みやはら、焼き鳥、コロッケなど人気の下町グルメ店。




 酒場が多い通りもあるが、この本通りには酒場が少ない。そんな本通りにある立ち飲み勝。そこでちょっと休憩した。


 路地裏で発見した木造の民家。この辺りではこれほどの木造民家はもうあまり残っていない。戦前の建物だろうか。このような木造の民家が多くあったんだろうな。
 貴重な遺産として、指定文化財にするなどして残してほしいもんだ。



 美容室の建物の壁をよく見ると「きものと帯」という文字の跡が見える。もともと呉服屋だったんだな。




条銀座商店街(本通り)の地図、アクセス

東京都北区十条仲原1丁目、上十条2丁目

条銀座商店街(本通り) 情報交換

十条銀座商店街(本通り)について、勝手な感想を書いてしまっています。皆様の訪れた感想、また足りない情報や、新しい情報などありましたら、コメントをお願いします。情報交換の場にしてもらえればと思います。


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