汐留の高層ビルに見下ろされるように鎮座する日比谷神社。背後には東海道新幹線も走る洒落たロケーション。
日比谷神社のサイトによると、創建年代は不明らしいが、400年余り前と書いている。もともとは現在の日比谷公園にあった大塚山という山に鎮座していたんだそうだ。
その当時、旅人たちの無病息災の祈願にご利益があったため、旅泊(さば)稲荷とも言われていたそうだ。
慶長11年(1606)、江戸築城の際に日比谷御門を造営するため、日比谷神社は、新橋に遷されたんだそうだ。ただ、現在の場所ではなく、もう少し北にあった。江戸切絵図「芝口南西久保愛宕下之圖」には烏森神社の東の方に書かれている。おそらく現在の新橋駅南の高架橋あたりになるんだろう。
この頃は、旅泊(さば)稲荷が転じて鯖稲荷と言われるようになっていた。なんだか現代人の私にはよく分からないのだけど、虫歯の人が鯖を断つことを誓って祈ると、虫歯が治ったんだとか。なんで鯖と虫歯が関係あるのか分からない。
江戸切絵図「芝口南西久保愛宕下之圖」には日比谷イナリ、江戸名所図会には日比谷稲荷社と書かれている。
江戸名所図会に描かれた日比谷稲荷社の前には水路があり、今ではJRのガード下が、当時はなかなか風情のあるところだったんだな。
明治になって、鉄道施設のため日比谷神社はまたも遷されることになり、今度は新橋4丁目に社殿が造営された。そしてその地で今度は、環状2号線を整備すため更に遷されることになり、平成21年(2009)に現在の地に遷された。
日比谷神社の地図、アクセス
東京都港区東新橋2−1−1
日比谷神社 口コミ
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