2023年11月11日土曜日

比叡山延暦寺飛木山普門院 圓通寺|スカイツリーのお膝元で戦国時代からある下町寺院

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 押上の飛木稲荷神社の並びにあるのが圓通寺。飛木稲荷神社も近くの高木神社も正円寺も、全て応仁2年(1468)の創建と伝わっているが、正円寺は前年の応仁元年(1467)の創建と伝わっている。
 このあたりは、鎌倉幕府滅亡後、北条氏が逃れてきたと伝わっていて、飛木稲荷神社は、その北条氏が祀ったと伝わっている。この一画の寺社仏閣はその逃れてきた北条氏が建てたものなのかな。


 境内に、古ぼけた地蔵菩薩像がある。光の具合なんだろうが、地蔵菩薩の背後が異次元のように歪んで写っていて、なんか神秘的。


 この地蔵菩薩像は、明暦2年(1656)と銘打たれている。江戸初期の作品ということだ。



 かつては、境内に地蔵堂、阿弥陀堂があったようだが、東京大空襲で全焼してしまった。現在の本堂は、昭和42年(1967)に鉄筋コンクリートで再建されたもの。

戸切絵図で見る圓通寺

 江戸切絵図「隅田川向嶋絵図」には、今と同じように飛木稲荷の隣に書かれている。現在では暗渠化された古川のほとりに書かれていて、水辺のお寺なんて風情のあるお寺だったんだろうなと想像する。



通寺の場所、地図

東京都墨田区押上2−39−6

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