このあたりは、鎌倉幕府滅亡後、北条氏が逃れてきたと伝わっていて、飛木稲荷神社は、その北条氏が祀ったと伝わっている。この一画の寺社仏閣はその逃れてきた北条氏が建てたものなのかな。
境内に、古ぼけた地蔵菩薩像がある。光の具合なんだろうが、地蔵菩薩の背後が異次元のように歪んで写っていて、なんか神秘的。
この地蔵菩薩像は、明暦2年(1656)と銘打たれている。江戸初期の作品ということだ。
かつては、境内に地蔵堂、阿弥陀堂があったようだが、東京大空襲で全焼してしまった。現在の本堂は、昭和42年(1967)に鉄筋コンクリートで再建されたもの。
江戸切絵図で見る圓通寺
江戸切絵図「隅田川向嶋絵図」には、今と同じように飛木稲荷の隣に書かれている。現在では暗渠化された古川のほとりに書かれていて、水辺のお寺なんて風情のあるお寺だったんだろうなと想像する。
圓通寺の場所、地図
東京都墨田区押上2−39−6
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