東海道新幹線、東海道線、山手線、京浜東北線、京浜急行などが乗り入れるターミナル駅、品川駅。高層ビルも立ち並び、ビジネス街の様相を呈しておりますが、この品川にも港南口を降りるとすぐ、路地裏の昭和レトロな横丁があります。
港南口を降りてまっすぐ歩くと、飲食店などがあ理、この一帯は港南商店会という商店街になっております。この商店街、表面的には駅前のちょっとした飲食店街のような趣ですが、実は、ビルの谷間の路地というには、あまりにも狭すぎる隙間を恐る恐る入っていると、隙間道に、酒場が密集しているのです。
港南商店街に入ると左手にビルとビルの隙間が道のようになっています。看板にも矢印があり、隙間の奥を指しています。
隙間道を入っていくと、あります。狭い隙間道に酒場が！
道なのか何なのか、歩いていいのか悪いのかよく分からない隙間道を歩くと、そこかしこに酒場があります。路地裏のこの道に、名前もそのまま「路地裏」というお店があります。
焼肉、大衆居酒屋、もつ煮込み、ホルモン焼き、何でもあります！
品川駅港南口には、食肉市場があります。品川の食肉市場は、遡ると慶応年間まで遡る、肉とは切っても切れない土地柄なのです。ですので、この界隈には、食肉市場から安く卸された肉を使ったお店が、ゴチャゴチャとできていったそうなのですが、どうなのでしょう。私の愛読書の「東京戦後地図 ヤミ市を歩く」や「盛り場はヤミ市から生まれた」には、品川の記載はなく、私の貧疎な知識では、成り立ちがイマイチ分かりません。ただ、東京にある駅周辺には、だいたいヤミ市というか、露天はあったのだろうと思いますが。もっと勉強します。
しまいには、こんなに細い路地？隙間？にも、矢印付きの看板が！しかも、ただでさえ狭い隙間にゴミ箱が・・・！頭上には、電気メーターが・・・排煙菅が・・・ほぼ、通るスペースないんですけど・・・
この道も、恐る恐る、体勢にも気を付けながら歩いていくと、看板通り焼肉酒場「ばんや」さんがありました。そして、そこを抜けると、駅前に出ます。駅前から、この隙間を見ると、奥に焼肉酒場「ばんや」さんがあるのが、おぼろげに分かります。
少し離れてみると、もう、ただのビルの隙間です。
品川駅港南２丁目２番の地図、アクセス
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