一本松がある山門が印象的 |
旧東海道(北品川商店街)と品川神社を結ぶ北馬場参道商店街の商店のビルの間にある神社です。商店の間の参道には、大きな一本松があり、その奥に立派な山門があります。昭和レトロな北馬場参道通り商店街からの一本松と山門は、とても印象的で、古き江戸の東海道の風情をしのばせてくれます。
創建は、鎌倉時代後期の永仁6年(1298)になります。創建当初は、現在の位置より少々北側の八ツ山にあったようです。八ツ山なんて山は削られてもうありませんが。当初は、山寺だったのですかね。平家の落ち武者であるとも言われている善永坊春應という人が開き、香華院大日院善永寺と号していたそうです。
元亀2年(1571)に現在の地に移り、延宝3年(1675)に、日夜山正徳寺に改められたそうです。
江戸切絵図を見ましても、今と同じであろう場所、東海道と天王社(現在の品川神社)を結ぶ道にあります。
緑豊かな境内にある木造の本堂も立派です。
本堂の隣には、客殿のような建物があり、こちらも立派です。ネットを見ていると、正徳寺は、宿坊も兼ねていたようです。江戸の入り口の品川宿の正徳寺で、僧侶たちが身支度を整えて江戸に入ったのでしょうか。
参道の一本松から、風情のある佇まいの正徳寺。緑豊かな境内はとてもきれいに整備されています。
また、他の旧東海道のお寺と同じく、正徳寺も歴史のあるお寺で、平家の落ち武者が開かれたとか、江戸時代は宿坊もあったなど、いろいろな謂れがあります。その辺りをもっと知りたいなと思いました。
正徳寺の地図、アクセス
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