港区六本木。海外の方も多い、大歓楽街。その六本木のランドマークとも言える六本木ヒルズの脇の路地旧テレ朝通り。
おしゃれな大歓楽街にあって、この旧テレ朝通りは、神社仏閣が残る落ち着いた下町の様相を呈しております。
この櫻田神社も、ビルの谷間にほっそりと佇む神社です。鳥居を抜けると苔むした石畳の参道が、雰囲気を醸し出します。普通、木々に囲まれた神社は、日当たりも悪く苔むしますが、この櫻田神社の場合は、ビルという木々に囲まれて日当たりが悪く、苔むしているという感じです。
この神社ができたのは、平安時代の治承4年(1180年)。源頼朝の令により、もともとは江戸城桜田門外あたりに創建されました。江戸時代の寛永元年(1624年)に、今の地に遷されたようです。
江戸切絵図には、「霞山イナリ」として記載されており、この辺りは、サクラダ上丁、中丁、下丁と記載されています。このサクラダという地名は、源頼朝が、文治5年(1189年)に田畑を寄進し、一般の農家の田畑と区別するため、御神殿の畔に桜を植えたことから、桜田と呼ばれるようになったようです。
江戸切絵図には、「霞山イナリ」として記載されており、この辺りは、サクラダ上丁、中丁、下丁と記載されています。このサクラダという地名は、源頼朝が、文治5年(1189年)に田畑を寄進し、一般の農家の田畑と区別するため、御神殿の畔に桜を植えたことから、桜田と呼ばれるようになったようです。
この周囲は、江戸時代、大名屋敷が多く、沖田総司や、乃木希典などは、この神社にお宮参りしており、実は歴史ある神社なのです。ちなみに、旧テレ朝通りにある専称寺には、沖田総司のお墓があります。
階段を昇った社殿から、参道を見返すと、ビルに囲まれて箱庭的に木々が生え、苔むしているのが、改めて神聖に感じます。
階段を昇った社殿から、参道を見返すと、ビルに囲まれて箱庭的に木々が生え、苔むしているのが、改めて神聖に感じます。
御祭神:豊宇迦能賣神
例祭日:9月22日(22日に近い平日)
例祭日:9月22日(22日に近い平日)
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