2020年8月10日月曜日

栄殊山 正慶寺|北村季吟の眠る池之端のお寺

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 池之端の忍小通りにある臨済宗の正慶寺。寛永7年(1630)の創建だそうです。江戸切り絵図「本郷絵図」にも、ほぼ同じ場所に描かれています。

 小振りで質素なお寺ですが、こちらには、江戸時代の歌人・北村季吟のお墓があります。入り口の石柱に「都史跡 北村季吟墓」と石柱があり、中に入ると東京都教育委員会の説明があります。
『東京都指定史跡
  北村季吟墓
  季吟は江戸時代前期の歌人、俳人です。通称を久助といい、拾穂軒と号していました。はじめは祖父の宗竜、父の宗円を継いで医学を業としていました。俳人安原貞室の門に入り、和歌・俳諧を学びました。元禄2年(1689)、幕府の歌学所に補せられ、元禄12年、再昌院法印の称を受けました。
  著書に「徒然草文段抄」、「枕草子春曙抄」、「源氏物語湖月抄」その他があります。
  宝永2年(1705)6月15日、82歳で逝去しました。円頂角石の正面に楷書で「再昌院法印季吟先生」と題し、右側面には丸に弁桁の家紋を書き、下に行書で「花も見ず郭公をも待ち出つこの世後の世、おもふ事なき」と辞世の句が刻まれています。裏面には「宝永二乙酉六月15日、八十二歳卒」と刻んでいます。』 

正慶寺の地図、アクセス

 

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