2021年5月16日日曜日

キネマ通り商店街|歴史的な松竹蒲田撮影所とは全く関係のない蒲田どローカルな商店街

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 京急蒲田駅前の第一京浜を東に渡り、少し北にある路地が「キネマ通り商店街」です。蒲田ですので、大正から昭和初期にかけて蒲田に存在した松竹蒲田撮影所と関係があると勝手に思っていたのですが、それは関係ないようです。松竹蒲田撮影所は、JR蒲田駅東口のほぼ駅前にありましたので。


 では、松竹蒲田撮影所から離れたこの商店街がなぜ「キネマ通り商店街」なのかというと、この通りに、蒲田キネマという映画館が戦前にあったからです。Wikipediaによると、蒲田キネマの前身の蒲田旭館ができたのが大正13年(1924)だそうです。大正時代から、この通りに映画館があったというのですから、賑やかなところだったのでしょう。
 蒲田キネマは、戦災で焼失してしまい、その後、再開することはありませんでしたが、商店街名は、映画館があった名残で「キネマ通り商店街」となったのです。
 散策したのが土曜日だったせいか、開けていないお店も多くなりますが、かつて映画館があった下町の商店街は、レトロな商店建築、看板建築が残っていて、どこか懐かしさというか、郷愁に誘われる通りであります。




 東京の下町には、古い煎餅屋さんが多くありますが、こんな所にも煎餅屋さんがありました。昭和初期からある老舗の煎餅屋さんです。シャッターが閉まっているということは閉店してしまったのでしょうか。


 みます寿司というお寿司屋さんの遺構。夜の帰宅途中にお寿司屋さんの灯が灯っていると和みそうなんですが。





 町の自転車屋さん。昭和の商店街にはつきもののような気がします。この自転車屋さんからその奥、看板建築が並んでいます。


 スナックもあります。



 「尾張屋」さん。立派な看板。何のお店でしょうか。


 看板建築、商店建築、三軒並んでいますが、右二軒は、閉業してしまっているようです。そんなような建物、やはり多いですから、以前は賑わっていたのですかね。


 表具師!商店街に、表具師のお店が残っているとは、レトロ商店街として究極ではないでしょうか。



 靴屋さん。商店街というのは、家に帰るまでの間に、なんでも揃うんだなと思います。




 八百屋さんも健在です。



 ザ・町中華な双美家。コロナ禍の緊急事態宣言中であったため休業していたのが惜しまれます。こんなところでビール飲んだらうまいだろうな。



 キネマ通り商店街の東端には、なぜかオシャレな「BAKURRY FACTORY & OUTLET」。卵を使ったカレーパンや、エッグタルのお店。昭和レトロな郷愁を誘うキネマ通り商店街の中にあって、唯一、若い世代の所帯にも受け入れられそうなお店であります。



ネマ通り商店街の地図、アクセス

東京都大田区東蒲田2丁目、大森中3丁目
 


ネマ通り商店街 情報交換


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