2022年4月10日日曜日

北千住宿場町通り商店街|旧日光街道 千住宿本宿② 江戸からの歴史の残る宿場町の商店街

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 日光街道、奥州街道の宿場町だった千住。街道の本陣があったあたりには、現在、宿場町通り商店街となっており、いまだ人通りの多い賑やかな通りであります。北千住の駅前通りからの入り口には大きなアーチが掛けられていて、ちょうどその下に本陣があったようです。
 この入り口あたりは、旧街道の風情など全く残ってなくて、賑わいが残っている下町商店街ってな感じですが、いえいえ、奥に進むにつれて、古い建物なども残っていて、なかなか風情のある通りなんです。


 上を向いて歩いていると、どこの商店街もそうですが、宿場通り商店街もビルの合間に看板建築が残っていることが分かります。



 旧街道は、以前、品川の旧東海道を歩きましたが、旧東海道も商店街になっている場所がありますが、あっちは、どちらかというと生活商店街的側面が強くて、そして、衰退から必死に踏みとどまっている感も強いですが、こっちは、あからさまに飲食店が多く、私の勝手な感覚なんですが、活気があるような感じがしますね。
 旧東海道は、歴史を味わうにはいいですが、それだけで、ご飯食べたり、お茶したり、ちょっとビール飲んだり、っていうお店が少ない気がします。散策には、ご飯、飲み物必要ですよね。



 千住 街の駅。この瓦屋根の古い商家のような建物、もともと魚屋だったようです。



 大衆酒場がけっこうあるんですよね。さすが北千住。



 これは凄いですよ!木造瓦屋根の商店。大正7年(1918)築だそうです。今は、主に毛糸、婦人服を扱っているようですが、この商店の創業は元治元年(1854)。まだ、ここが宿場町だった頃からやっているということです。
 お店の中は、薄暗いですが、照明設備も大正時代そのままなのでしょうか。こんなこと考えたこともなかったですが、電気設備が整ったのなんてつい最近の話でしょうから、昔の商店は、入ってくる陽の光で商売してたんですよね、きっと。このお店見て、分かりました。




 商店街の中ほどにもアーチがあって、左、西には、サンロード商店街があります。


 なんだ、この看板建築、商店街に面した壁に入り口がないぞ。住宅用にリフォームしたのかな。建物を縁取る薄緑のタイルが美しい。


 サンロード商店街と交わるところに和菓子屋。宿場町の和菓子屋。昔からあるのでしょうか。



 エスディSdコーヒー。外観のレトロなオブジェだけでなく、店内もレトロポップなカフェ。大衆酒場だけではありません。


 間口のとても広い日用品店。このような日用品店が、現在、どれほどの需要があるのか分かりませんが、古い商店街には必ずありますね。


 木造瓦屋根の古民家なのか、古い商店なのか分かりませんが、壁に大きな黒猫が描かれた建物。立ち飲み屋さんだそうです。


 宿場町通り商店街、奥に進むと、だんだん、シャッターが下りているお店が多くなります。ただ、そのレトロな看板建築のシャッターに、美しいグラフィックが施されていて、とても上品なレトロ空間になっています。



 宿場町通り商店街で、一番歴史的存在感のある建物、横山家住宅。江戸時代後期の建築だそうで、これ、伝馬屋敷というそうです。江戸時代から続くかなり富裕な商家だったそうです。裏には、大きな蔵があります。
 そんな横山家は、今、何されているのでしょうか?



 横山家住宅の向かいには、千住絵馬家・吉田家。江戸中期より代々、絵馬、地口行灯、凧などを描いてきた際物問屋。と書いてありましたが、際物?キワモノ?よく知りませんでしたが、際物とは、季節限りで売り出されるものを際物というらしいです。それが、芸能では、事件や流行をすぐ取り入れた戯曲が際物と言われたそうですが、今、キワモノって、何か変なもののことを言ってるような気がしますが、もともとそいういう意味だったのですか。勉強になりました。





宿場町通り商店街の地図、アクセス

東京都足立区千住2丁目、3丁目、4丁目、5丁目
 

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