亀戸駅北口から、亀戸五丁目中央通り商店街の間の路地裏は酒場密集地帯であります。多分ですけど、ただ安酒場が密集する地帯で、その中で昭和２８年（１９５３）創業の亀戸餃子が下町グルメの有名店としてあった、それくらいの下町飲み屋街だったのかなと勝手に思っています。
そんな状況を一変させたのがホルモン焼き店の増殖なのではないでしょうか。亀戸といえば、餃子かホルモンという印象が強いですが、有名店である亀戸ホルモンが創業したのが、平成１８年（２００６）。戦後のヤミ市的な発祥を由来にするホルモン店が多いのかなと勝手に想像していたのですが、さにあらずでした。どうやら、その頃から、この辺りにホルモン店が増えはじめたようです。それから、おじさんの横丁であったこの路地が、ホルモンの町として俄に耳目をあつめるようになり、若者や果ては女子まで集まってくるようになったらしい。
なので、ただ単に、この亀戸北口のこの一角は、工場地帯であった頃の労働者達が集まる酒場地帯だったのかなと。
この通りは、十分路地裏と呼べる狭い通りなのですが、そこからさらに路地が。この路地にも酒場があるんですよ。この辺のお店は、本当に地元の常連さんしか来ないようです。が、これが本当の、従来の亀戸の酒場なのかもしれません。
よそ者の私は、そんな路地のお店に入りたいと思いながらもそんな勇気も出ず、メインストリートにあるでかんしょで一杯やって帰った。
亀戸北口の路地の地図、アクセス
東京都江東区亀戸５丁目
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