2022年10月15日土曜日

銀杏岡八幡神社|平安末期創建、浅草橋路地裏の神社

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 浅草橋駅からほど近いところのごみごみした路地裏にある神社。
 創建は、平安時代後期、康平5年(1062)。源頼義とその長男、八幡太郎義家が奥州の安倍貞任、宗任を平定する際に立ち寄った地は都内にもいくつか伝わっていて、その地には寺社仏閣が祀られているところもいくつかあります。この銀杏八幡神社もその一つ。


 この辺りは今は平地なのですが、その昔は小高い丘で隅田川を一望できる絶景の場所だったそう。だから銀杏なんですね。その丘に源頼義、八幡太郎義家が立ち寄り、一休止のため陣をとったのですが、その時川に流れていた銀杏の枝を拾い、この丘の上に差し立てた。そして朝敵退治のあかつきには枝葉栄うべしと祈願し、東征に向かったんだそうです。
 安倍一族を平定後、この地に戻ると、なんと銀杏の木が大きく繁茂していたんだということです。その御神意に、八幡太郎義家が感謝して大刀一振りを捧げて八幡宮を勧請したのが康平5年(1062)。


 江戸時代の元和4年(1618)には、この土地が福井藩松平家の屋敷となったため、この土地が町屋となる享保10年(1725)まで、銀杏八幡宮は松平家の邸内社となった。
 八幡太郎義家が植えた銀杏は、延享2年(1745)、台風のため中程より折れたにもかかわらず、残りの部分で繁茂していたそうですが、文化3年(1806)の大火のために焼失してしまったんだそうです。


 絵馬が銀杏なのがかわいらしい。



 境内には、此葉稲荷神社があります。

祭神

誉田別命(応神天皇)(銀杏岡八幡神社)
武内宿禰命(銀杏岡八幡神社)
宇迦之御魂神(此葉稲荷神社)

利益

商売繁盛
学業成就
健康長寿
家内安全

大祭

6月第一土曜日、日曜日

杏岡八幡神社地図、アクセス

東京都台東区蔵前1−4−3

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