亀戸なんていうちょっとしたエリアに亀戸天神社と亀戸香取神社という全国的にも有名な巨大神社があるという不思議はさておいて、亀戸天神社通りから香取神社に向かう通りは亀戸香取勝運商店街。大きな寺社仏閣の周囲は人が集まるのは定説なので、香取神社も古くから人が多く集まり、明治時代にはこの参道が商店街として形成されたようです。
ですが、当たり前のように参道の商店街は太平洋戦争で焼き尽くされたようです。戦後、復興に合わせ、参道の商店街も復興したんだそうです。
商店街の入り口もそうですが、この商店街、レトロな看板建築や銅板建築があり、しかも、古びた感がなく、色使いも鮮やかで、看板部もきちんと看板として利用されています。なんだか本当に昭和の商店街にタイムスリップしたかのような感覚。
カラフルな看板建築が、昭和レトロな哀愁、郷愁を感じる街並みではなく、昭和当時の賑やかな街並みがそのまま残っている。
かと思いきや、実はこれらの看板建築は全てフェイク。平成２３年（２０１１）に商店街活性化のために昭和レトロな街並みを作ったんです。
戦後の復興から少しの期間は賑やかな商店街だったのが、社会の変容によってこの商店街も寂れ衰退したんだそう。その活気を取り戻すための一策が、昭和レトロな景観を作ることだったんです。
フェイクレトロタウンでも、古くから商売しているお店の一つ味噌の丸定。味噌の専門店ですが、明治初期に乾物屋として創業したのが始まり。
道路脇にリヤカーが置いてあり、いかにも露店が開かれそうですが、これもフェイクなんだろうな。
亀戸香取勝運商店街の地図、アクセス
東京都江東区亀戸３丁目
亀戸香取勝運商店街 情報交換
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