私が子供の頃、サンシャイン６０といえば日本一高いビルだったのですが、多分、東京都庁ができてからは、次々に抜かれていってしまっているんだろう。
池袋駅からそのサンシャイン６０まで向かう通りには、サンシャイン通りとサンシャイン６０通り、そしてこのサンシャイン中央通りがある。どの通りもサンシャインという名がついていながら、サンシャイン６０に到達する通りはないのだけど、特にこのサンシャイン中央通りは、池袋駅前の一部でしかない。それなのに中央通りとは、サンシャイン通りとサンシャイン６０通りの間にあるからなのか。
豊島区の商店街分布図を見ると、サンシャイン通りとサンシャイン６０通りは、商店会が組織されているようなのだが、サンシャイン中央通りのあたりは、池袋東口美観商店会という東口の広大な商店会に区分けされている。だけど、ネットにはサンシャイン中央通り商栄会というそれらしき商店会名がちらほら出てくる。もとはサンシャイン中央通り商栄会だったのが、池袋東口美観商店会に飲み込まれたのだろうか。
サンシャイン中央通りは十字の通りなので、東西南北に入り口があるのだけど、どれもビルの隙間から入るような路地裏っぷり。ただ、路地裏にしては、入り口アーチのモニュメントがやけに豪華！そして煌びやかで夜の街にとても映える。
そう、この通りは夜の通りというくらい酒場がたくさんある。池袋には戦後のヤミ市から発展した飲み屋横丁の美久仁小路や栄町通りなんていう昭和の横丁が残っている。ここもそうなのか？と思ったが、お店は、ほぼチェーン店のようであり、昭和から営業しているような個人のお店は皆無。
いつからこうなのか、昭和３３年（１９５８）の火災保険特殊地図を見ると、その頃は駅側に富士銀行があって、その裏にはやはり十字の通りが、サンシャイン中央通りの原型といえるような通りがある。ごちゃごちゃと喫茶店、食堂、ビアホール、酒場なんかが書いてるが、特に喫茶店が多い。サラリーマンが休憩に入るような喫茶店が路地裏に多くあった通りなんだろうか。
駅のすぐ目の前で、大衆的な酒場や、飲食店があるのはある意味ありがたい。
サンシャイン中央通り商栄会の地図、アクセス
東京都豊島区東池袋１丁目１、２、３、４
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