キャットストリート①の続きでございます。キャットストリートの南側は明治通りプラタナス振興会という商店会組織になっているのですが、北側は、穏田キャットストリート商店会という商店会組織となっています。
穏田とは、この地域の過去の地名で、それに関しては、穏田川暗渠①旧原宿遊歩道路①をご参照ください。
国際的なファッションブランドのショップが集まり、海外の観光客も多く集まり、キャットストリートは、平成から令和にかけてすっかりハイセンスな通りに変わってしまった感じ。90年代なんかは、まだ個性的なお店がポツポツとある路地裏感が強い通りだった。それが、少しずつ、ガラス張りの新しいオシャレな建物が立ち始め、ここ30年(30年と言ったら随分長いか・・・)くらいで、路地裏の個性的なストリートからハイセンスな通りに変わっていった。
でも、いまだにキャットストリートの路地裏には低層な民家が立ち並んでいて、下町のような一面が残っているのが面白い。
キャットストリートの地図、アクセス
東京都渋谷区神宮前5丁目、6丁目
キャットストリートの下には、今でも穏田川が流れているのですが、その穏田川の上流に向かって遡上している感じ。穏田川を遡上していくということは、表参道、原宿方面に向かって歩いているということなのですが、あからさまに新しいガラス張りだったりのオシャレビルが多くなり、この辺りで新陳代謝が進んでいることがよくわかります。
そう、新陳代謝が激しい。2000年にキャットストリートにオープンしたDistrict UNITED ARROWSが、2023年に旧渋谷川遊歩道路の北端にあるユナイテッドアローズの原宿本店に移転してしまった。巨大アパレルの一つがキャットストリートから抜け出したというのは何を意味しているのだろうか。
2017年にオープンしたハミルトンブティック東京キャットストリート。ハミルトンの旗艦店となるショップ。90年代以前のキャットストリートでは考えられないなぁ、こんなお店があるのなんて。
この奇抜な建物は、2019年から2023年まで期間限定でティファニー@キャットストリートがあった。
2015年にオープンしたadidas Originals Flagship Store Tokyo。巨大なアディダスのショップ。ストリートカルチャーを意識した大量な商品アイテムが揃っている。
海外の人も多く、夏のキャットストリートは、アメリカ西海岸みたいな解放感がある。
DCブランドの古着屋、RAGTAG。 竹下通りにひっそりあるイメージだったのが、こんなに巨大なショップを構えるようになったんだなぁ。
商店街としての穏田キャットストリート商店会は、キャットストリート本筋だけでなく、その路地裏も商店会として組織されている。どうでもいいけど、街灯には、本筋の通りには「穏田キャットストリート商店会」と書かれているのですが、路地の街灯には「穏田商店会」と書かれている。おそらく以前は、「穏田商店会」という簡素な商店会名だったのが、キャットストリートの名前が有名になったことにあやかって、「穏田キャットストリート商店会」と名称変更したのだろう。
裏通りにも、アパレルショップや、飲食店がある。
ビストロ神六。カジュアルにフレンチが楽しめる。
CASANOVA vintage。ハイブランドのヴィンテージショップ。
昨年まで、表参道にあったOriental Bazaar。そもそもは、戦後、代々木公園のところにワシントンはいつという米軍居留地があり、そのようなアメリカ人向けに日本文化を感じられるものを販売するお店だった。なので、戦後からずっと、表参道にあったのだけど、コロナ禍で打撃を受けたのか、お店の規模も縮小して、路地裏で再出発なのだろうか。
西側の路地にも入ってみる。
こぢんまりとした古着屋がある。
そして、原宿CASSIDY。言わずもがな、1981年から主にアメカジ・アイテムをセレクトするショップ。1984年から、ずっと、ここにある。
2021年オープン、ユーチューバーのあさぎーにょが手がけるブランドPOPPYのショップ。ユーチューバーがブランドを手がけてショップを出すなんて、時代ですねぇ。
左の瓦屋根の建物、門柱も立派だし、なんだったんだろう。
ところどころ、緑も多い。そして緑に覆われたもじゃ物件も街に緑を添える。
抹茶を主体にしたカフェ、THE MATCHA TOKYO。その奥の路地にもカフェがある。
表参道が見えてきた。というか、木立でよく見えないが、あの樹木で覆われたところが表参道だ。こうやって見ると、緑豊かな通りなんだな。
この階段を登ると、表参道。まだ、渋谷川(穏田川)が地上を流れていた頃は、この上は、参道橋という橋がかかっていた。
表参道に上がると、女性の銅像がある。これ、2013年に設置された銅像で、「ヨンデル」という名前らしい。比較的歴史の浅い銅像は、表参道のシンボルになることを目指したらしいんだが、果たしてシンボルになっているのだろうか。
参道橋の親柱が残されている。親柱は、参道橋の原宿側にも残っている。
キャットストリート 口コミ
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