2023年11月26日日曜日

千代田通り商店街|京成小岩駅と新柴又駅の間にある下町商店街

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 葛飾区と江戸川区の境。下町と下町の間。駅は、江戸川区側の京成小岩駅が近い。京成小岩駅の北口を出ると京成小岩商栄会というローカルな商店街があるんだが、北に4、5分歩くと千代田通り商店街に接続する。
 京成小岩商栄会は、雑然と商店が連なる下町商店街なのだが、千代田通り商店街の方は、入り口にアーチがかかってるし、路面はレンガ舗装されてるし、レトロな街灯がたくさん並んでるし、各お店からは同じデザインの突き出し看板が出ていて、整然としている。
 駅から離れているのに、突然、整然とした商店街が現れるので何だか不思議な感覚に陥る。
 なんで、こんな駅から離れたところに整然とした商店街があるんだ?


 葛飾区商店連合会のサイトによると、千代田通り商店街は、千代田通商店会という商店会組織で、組織されたのは昭和32年(1957)だそうだ。今では、千代田通り商店街の北端からは、10分程度歩くと北総線の新柴又駅があるが、この新柴又駅ができたのは平成3年(1991)。ということは、千代田通り商店街の北端あたり、現在の新柴又駅周辺は長らく陸の孤島のような状態だったのかと思われる。


 この陸の孤島のような場所に、京成小岩駅前の京成小岩商栄会から続いて千代田通り商店街も形成されたのかなと、何となく勝手に納得した。千代田通り商店街が組織された昭和32年、日本にマイカーブームが到来しる直前、みんな歩いたり自転車で買い物してたんだろうから、あちこちに商店街が必要だったんだろうな。


 都心部や街中でなくて、駅から離れたところで、これだけこぎれいに商店街が残っているのも珍しいだろう。ローカルな下町だと駅から離れたところにある、あったであろう商店街は砂漠にあったかつての都市のように風化していることが多いと思う。


 手作りせんべいの杉戸煎餅。杉戸煎餅のサイトによると、おそらく青砥にある杉戸煎餅が本店で、大正末期とか昭和初期に創業した老舗せんべい屋。


 建物は様々で、看板建築や商店長屋などあるが、アーケードとまでは行かないが、決まった看板と看板を掲示している高さとその背後の装飾が同じなので、本当に整然としている。





 どっしりとした看板建築がある。が、シャッターが降りててやってなさそうだ。やはり、虫食い状態でシャッターが降りている商店もある。



 町の靴屋さんは健在だ。昔はみんなこういうところで靴を買ったんだろうな。ショッピングセンターに人が集まるように、商店街に人が集まったんだろうな。



 このクリーニング屋さんの店内にシャンデリアとまでは行かないが、何だかゴージャスなのがぶら下がっている。


 レトロなケーキ屋さん、ピノキオ。下町価格で安くて、ケーキも何となくレトロな見た目。


 商店街というのは、本当にすごい!麺専門店だ!もう本当に、商店街というのは専門特化している。実は、千駄木のよみせ通りにも、大沢製麺所というのがある。この大沢製麺所というのはチェーン店というか、暖簾分けとかなんかなのか?
 食べログに千駄木の大沢製麺所が掲載されているが、創業は何と昭和8年(1933)と書いてある。同じ店名で、同じ麺専門店なので、おそらく無関係ということはないだろう。昭和初期に手広くやっていたのか。何とも時代を感じる商店街だ。
 千代田通商店会が組織されたのが昭和32年かもしれないが、もしかしたら、その前から商店が立ち並ぶ通りだったんだろうな。


 魚屋さんもある。かつての夕方なんかは、買い物のお母さんたちで賑わったんだろうな。



 おでん種のお店、増田屋蒲鉾店。おでん種のお店は、東京の商店街には多い。田舎者の私は、いっつも思うのだけど、東京の人って夏もおでん食べるんだろうか?おでん種の店が成立するなんて、東京の人はどれだけおでんを食べるのか?



 立派な商店建築だな。


 モジャ物件化しそうな床屋さん。葛飾区商店連合会のサイトに掲載されている写真は、ここまでモジャっていない。どんどん成長しているんだな。



代田通り商店街の場所、地図

東京都江戸川区鎌倉4丁目、北小岩6丁目、8丁目




代田通り商店街 情報交換

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