東十条駅。北口の駅前には活気のある東十条商店街。東十条駅前から東にのびる通りを中心に南北の通りも商店街になっていて、南北の通りには、飲食店も多くある。大きな繁華街とは言えないが、下町の活気ある飲食街てな感じだ。
北の通りを歩くと、環七の下を潜ることになる。おそらく、このあたりまでが商店街で環七をくぐると、一気に民家だらけの下町住宅街になる。うん?東十条というと下町というイメージなんだけど、結構広々としたいいお宅が多いような気もする。JRの駅から近いし、それなりの人たちが住んでいるのかな。
そんな夜の住宅街の暗がりを歩いていると、遠くからでも赤い提灯が灯っているのが見える。よりみちだ。
全面木枠のガラス引戸になっているのがシブいが、暗がりの中で、ボワっと全面ガラスから灯りが漏れているのに風情を感じる。
店内は、いわゆるコの字酒場。コの字のカウンターには、10数人座れるのかな。入った時にはもう7、8人くらいのお客さんがいて、ほぼ常連さんのようだ。一人で静かに飲んでる人もいるが、常連さんでワイワイ盛り上がっている。
ビールを頼むと女将さんが答えるよりも早く、隣の常連さんが、「そこの発泡スチロールに入ってるよ。大と小があるよ」と。なんと、発泡スチロールの中の氷にビールが浸かってる!
最高だ。氷水に浸かっているビールは、なんでこんなに美味いのだろう。あと、ポテトサラダと板わさを頼んだ。他に焼き魚とかいろいろあったが、なんでポテサラと板わさにしたかというと、魚なんか食べてしまったら、酒とツマミの無限ループが始まって、ゴッツリ飲んでしまいそうだから。
ビールを終えて、熱燗と板わさ。
このお店、よりみちというお店だが、庇テントには大きく君萬代と書かれていて、君萬代というお店かと思ってしまうのだけれど、これはお酒の名前。取手のお酒らしいのだが、これがうまい。あまり味のわかる方じゃないし、どう表現していいのか分からないが、ほのかに黒糖のような旨みを感じる。うーん、クセになる。
一人静かに飲む常連さん、ワイワイ飲む常連さん。そんな中、女将さんは終始無言。ビールを頼んだ時も何も言わなかったし、ちょっと冷たくも感じる。
でも、それがいいんだと思う。女将さんが一緒になってワイワイやってたら、それじゃあスナックになってしまう。お客さんがワイワイやってる中、静かに料理するこの女将さんがいるから、下町の我が家のような温もりが感じられるんだと思う。
食べたもの
キリンラガー大瓶 650円
ポテトサラダ 400円
板わさ 250円
熱燗 350円
〆て 1,620円
なんか、合計が30円安い・・・
よりみちの地図、アクセス
東京都北区東十条5-15-16
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