別に池ノ上が夜の街なわけではないんだけど、散策してたら夜になってしまっていたのだ。平日の夜であれば、会社帰りの人たちが多く歩いているのかもしれないが、休日の夜だったので、人通りも少ない。暗がりに灯る街路灯がやけにくっきりときれいだ。
池ノ上駅前には、駅あたりを起点にして南には池ノ上商栄会があるのだが、そっちの方がお店も多く賑わっている感じだ。
商店街でレトロな建築を見つけるのが好きなのだが、この商店街にもこんな立派な銅板建築があった。これはなかなかのものだな。何かの商店だったのだろう。
さて、いつ頃建てられたものなのだろうか。1950年には法令で、銅板貼りの建築ができなくなっているので、それ以前ということになるんだろうから、かなり歴史のある建物だということだな。
こういうレトロな建築を発見して楽しんでいるのだが、よくよく考えると商店街なんて戦前、戦後に成立し、その後の高度成長期から衰退したことを考えると、どこの商店街に行ってもレトロな建築が残っているのは当たり前だなと身も蓋もないことを最近感じ始めた。どうでもいいことですが。
そうは言っても、やっぱりこういうレトロな建物は、歴史と風情を感じるし、この建物一軒見ただけでも、この辺りにはこんな看板建築が立ち並んでいたのだろうとか想像を巡らすだけで楽しめる。
昔は賑やかで商店が立ち並んでいたのかもしれないが、今は、かなり住宅や低層マンションに置きかわっているようだ。商店をやっているよりも、マンション経営した方が儲かるんですかね。
もつ鍋と大きく看板を掲げる熊八。地元密着の、ローカル酒場だ。こんな住宅街と化した商店街の酒場だが、なかなかいいつまみを出してくれる。そして、ここから少し北に行ったところに魔人屋というジャズを流すバーがあるらしい。1970年代からやっているらしい。
下北沢の隣駅ということもあり、やはり池ノ上にはサブカルチャーの血が流れているのだ。住宅に置き変わりつつある商店街であろうとも、そんな歴史あるサブカルなバーが残っているのが素晴らしい。
そんな酒場がありながら、すぐ近くには、セレクトショップMIN-NANOがある。
下北沢のような若者向けというよりは、少し上の落ち着いた年代層の人たちにもウケるのが池ノ上のファッションシーンだろう。
立派な看板建築が残っている。米屋さん?まだやってるのかな。
寂れ感はあるものの、ポツポツと酒場のある通りである。近所に会社なんかない住宅街だから、夜な夜な池ノ上近辺に住むハイソな住人たちが飲みに来るんだろうな。他地域の人が飲みに来ることなんて、まずないんだろうな。
商店街のはずれの方に残っている立派な看板建築には、バッグ屋が入っていた。
池ノ上駅前からの完全にローカルな商店街、池ノ上北口商店会でした。
池ノ上北口商店会の地図、アクセス
東京都世田谷区北沢1丁目
池ノ上北口商店会 情報交換
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