東京に残るふたつの路面電車のうちのひとつ、都電荒川線沿い。町屋駅前停留所と町屋二丁目停留所の間、線路の南側にあるのがあらかわサンロード。
路面電車と商店街。いかにも下町といった風情です。
休日の、しかも朝ということもあり、お店はほとんど閉まっていました。
ちょっと路地を覗くと、酒場が見える。もちろん朝なのでやってませんが、このいかにも下町な路地を入ってみると。
さらに細い路地が毛細血管のように枝分かれしています。
風情のある、昭和な長屋が残っています。あー、下町だ。
昭和で下町な路地に新しめなそば屋さん。
こちらは、2023年まで荒川銀座にあった昭和5年(1930)頃に創業した京屋さんが移転したお店。
魚屋さんの貝政と、畳屋さんの森畳店。こういうお店が、ご健在なのがいいですよね。
ちょっと路地に入ってみると、ポツンと味のある昭和が残っています。
この丸屋というのは、お店の大きさからしてスーパーかと思いきや、惣菜屋さん。1960年代からやっているようだ。近くの工場で働いて、仕事帰りに惣菜を買って帰る、とか、都電で仕事から帰ってきて、惣菜を買って帰る。そういう昭和の下町の暮らしが想像できますね。
都電の町屋二丁目の停留所から南の路地を入って歩くと、信じられないのですが、昭和29年から昭和42年頃まで映画館があったそうなんです。しかも、後年はストリップ劇場だったようで・・・消えた映画館の記憶というサイトに書いてありました。
実は、路地を入った通りは、町屋銀座商隆会という商店街だったようです。都電の停留所近く、住宅街の路地にある商店街。その奥には映画館があったとは!うーん、東京の下町のノスタルジー。今度、散策して見たいものです。
都電の町屋二丁目の停留所から南の路地を入って、その映画館があった方には行かずに、別の路地に入ると、とても昭和な看板を発見!
ディスコゲームセンター!ディスコとゲームセンターが併設だったのか?それともディスコという店名のゲーセンだったのか?それとも、ゲームセンターという店名のディスコだったのか?それともディスコゲームというゲームがあったのか???
想像し始めるとキリがないですが、よく見ると、上下にGAMEって書いているので、やっぱりゲーセンですかね。かつてはここに、子供たちが、たむろってたのかな。
ディスコゲームセンターの先には、これまた昭和感満載の食堂がある!
丸福食堂、昭和33年(1958)創業!
この散策のメイン目的は、ここ。
午前7時からやってます!こんなに早い時間からやっているのは、おそらくこの辺りが下町工場地帯として栄えていた頃に、工場の労働者向けに営業を始めたのでしょう。その頃は、こういう食堂が多くあったんだろうな。
朝8時過ぎにお店に入ると、ご主人からお酒を飲むか聞かれたので、当然、飲みますと答えたところ、なんと酒の提供は9時半からとのこと。
それにしてもご主人、わたしが酒を頼む前に、酒を飲みますか?と聞いてくるなんて、わたしが酒を飲みにきたというのが、見た目だけで分かってしまうなんてすごいですね・・・。
ということで1時間半の散策を終えて、9時半に再入店し赤星をいただく。
食堂と赤星、黒板メニューと赤星、絵になりますね。
ただ、ちょっと、グラスが・・・ただのコップだったら良かったのに。
お客さんのいない隙に写真撮りましたが、実は、隣に先客お二人いましたし、後から次々お客さんが入って来られました。早朝とはいえ、いくらでもお客さん来るんだなと感心。
目玉焼きが、どうにもこうにも美しい!!絶品!!
確か、レモンサワーだかチューハイだかを頼んだような気がするのですが、やはりグラスが・・・グラスというか、なんかステンレスのタンブラーみたいなのに入っていて・・・
あらかわサンロード商店会の地図、アクセス
東京都荒川区荒川6丁目
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