東京都教育委員会の案内板が立っていましたので読んでみると、どうやら、この鳥居の奥には、立石の地名の由来になった「立石様」という石があるようです。この石は、千葉県鋸山周辺の房州石で、古墳時代に石室を作るために持ち込まれたようです。このあたりは、平安時代の古代東海道と考えられているようで、道標として建てられたと考えられているようです。随分と古くからあるようです。
立石様が柵の中にあります |
覗いてみると、ちっちゃ!少しだけ石があります。案内板によると、もともとは60cm程度の高さがあったようですが、ご神体として祀られるようになってから、風邪の煎じ薬として削られ、また、戦時中は弾除けになると御守りのため削られ、みるみる小さくなったようです。風邪の煎じ薬として石を飲むというのには少々驚きです。余計、体悪くしそうな・・・
江戸名所図会に「立石村 立石」として登場しますが、やはり、今よりは大きく描かれています。石をさするような人が描かれていますので、この名所図会が書かれた当時はもう信仰を集めていたのでしょう。
今では住宅街ですが、当時は一面畑だったようですね。
江戸名所図会「立石村・立石」 |
立石祠の地図、アクセス
東京都葛飾区立石8−37−19
立石、歴史散歩スポット
立石は、昼飲み、せんべろだけでなくて、古くから交通の要衝であったため、歴史散歩も楽しめます。・南蔵院
平安時代からこの地にあるお寺です。
近くからは、古墳も発見されており、古くからこの地が神聖な地であったことが分かります。
立石、昼飲み、せんべろスポット
・立石仲見世商店街
下町風情豊かな商店街。
アーケードの中には、もつ焼き、もつ煮、大衆酒場など居酒屋天国です。
・呑んべ横丁
戦後闇市から発展した飲み屋横丁。
立石の中心的飲み屋街でしたが、再開発の危機に晒されています。
・立石すずらん通り
安居酒屋というよりは、スナック街です。
この辺りは、戦後、赤線があった地帯で、入り組んだ路地が大人の冒険心を誘います。
立石祠 情報交換
立石祠について、足りない情報や、新しい情報などありましたら、コメントをお願いします。情報交換の場にしてもらえればと思います。私も知らないことが多いので、ぜひお願いします。
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