京成立石駅の南側に広がる「立石仲見世商店街」。入り口の緑色の大きな壁に赤字で「立石仲見世」と表記しているこの下町センスは、流石です!
商店街のホーページによりますと、やはり、戦後、昭和20年頃に、自然発生的にできた商店が起源のようです。バラックのような商店だったのでしょう。昭和35年にアーケードが設置されたようですので、この緑に赤字の入り口も、この時からのものでしょうか。
外観の昭和レトロ感もさることながら、商店街の内部も、昭和レトロ感がたまりません!奥戸街道側から入ると、手焼きせんべい屋さんがあり、下町風情を誘います。私が、散策した日は、日曜日だったせいか、シャッターの閉まっているお店がほとんどでした。というか、シャッター商店街なのだろうかとも思いましたが、商店街のホームページには店舗配置図がありますが、確かに休業の部分もありますが、大概のお店はやっているようです。
日曜日は確かに閉まっているお店が多いですが、しかしそのシャッターの閉まった商店街は、普段では目に入らないお店の周囲、建屋、看板などがよく見え、その雰囲気がまた昭和レトロ感を増幅してくれます。
入っているお店も、昭和にタイムスリップしたような品揃えです。ターゲットはまさに昭和を生き抜いてきた人たちなのでしょう。といいますか、昭和から変わらずの品揃えなのでしょうか。流行なんて無関係な時が流れております。
特に、立ち食い寿司の「栄寿司」、もつ煮の「宇ち多」さん、もつ焼「ミツワ」さん等は、下町の酒都「立石」にあって、昼のみ、センベロの三大酒場なのではないでしょうか。
この仲見世商店街、下町の昭和レトロ商店街としても、とても魅力的ですが、また、立石という下町酒場の聖地として、「呑んべ横丁」と共に中心的役割を果たしているのです。
また、駅側の入り口には、下町感たっぷりなお惣菜屋さんもあり、下町散歩のお供にどうぞ。
おすすめグルメ
・栄寿司東京都葛飾区立石1−18ー5
10数人並べるカウンターのみの小さな立ち食い寿司です。
回転寿司価格ですが、ネタは最高です!とにかくコスパが良いです。
お店に入ったら、まず「お茶にしますか?ビールにしますか?」と聞かれるのも新鮮。
時間によっては行列ができるようです。
立石仲見世商店街の地図、アクセス
立石、歴史散歩スポット
立石は、昼飲み、せんべろだけでなくて、古くから交通の要衝であったため、歴史散歩も楽しめます。・立石祠
立石のルーツの石。
公園の中にある小さい石ですが、立石が交通の要衝であったことを示しています。
・南蔵院
平安時代からこの地にあるお寺です。
近くからは、古墳も発見されており、古くからこの地が神聖な地であったことが分かります。
立石、昼飲み、せんべろスポット
・呑んべ横丁
戦後闇市から発展した飲み屋横丁。
立石の中心的飲み屋街でしたが、再開発の危機に晒されています。
・立石すずらん通り
安居酒屋というよりは、スナック街です。
この辺りは、戦後、赤線があった地帯で、入り組んだ路地が大人の冒険心を誘います。
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