2025年1月26日日曜日

金美館通り②入谷金美館通り大正会|商店は少なくなっているが、昭和の風情の残る商店街

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 根岸、鶯谷方面から吉原に通じる道が金美館通り。入谷方面から入って大正小学校前の信号までは入谷金美館通り商店会という商店会組織になっているが、その先は入谷金美館通り大正会という商店会組織になる。
 台東区商店街連合会の入谷金美館通り大正会の沿革によると、昭和33年(1958)に組織が発足したようで、それまでは入谷金美館通り商店会に属していたようである。それからの1960年代には商店街が衰退していったのだけれど、衰退前夜に独立したということなのか。この辺りがどうだったのかはわからないけど。


 お店を見ていると時の止まったような老舗が多く軒を連ねている。建物も古い商店建築が多くある。
 この山城園茶舗なんかも、建物から佇まいからとても歴史を感じる。お茶だけでなくて、茶器なんかが並べてあるので、海外の人とかが珍しそうに眺めていたりする。


 こちらは、終戦前年の昭和19年(1944)創業の食堂清月   和菓子屋からスタートして、いつからか食堂に転じたようだ。鯵フライや生姜焼き、クリームコロッケ、刺身、ポテトサラダ、肉豆腐など、大衆的なメニューが揃っていて、お酒のアテにも最高だ。
 お店の凛とした佇まいは、大衆的というよりも敷居を感じる。下町のジェントルマンよろしく酒を飲むのもいいだろう。


 そしてこの花見煎餅吾妻屋。昭和28年(1953)創業。下町の手焼きせんべい、昭和の風情がそのまま残っている。


 店頭で、煎餅を手焼きしていた。この日は、近所の鷲神社で酉の市をやっていたのだが、酉の市の日だけ、店頭で手焼きをしているそうだ。





 かつてはもっと商店があったのかもしれないが、今は商店は少なくなっている。商店の建物の遺構のような建物は多く残っていて、昭和の頃の賑わいを思い起こしながら散策するのがいいだろう。商店が少なくなっていても、チェーン店などの進出が少なく、昭和、戦前、戦後あたり創業のお店が残っているのがいい。



美館通り②入谷金美館通り大正会の地図、アクセス

東京都台東区入谷2丁目

美館通り②入谷金美館通り大正会 情報交換

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