台東区商店街連合会の入谷金美館通り大正会の沿革によると、昭和33年(1958)に組織が発足したようで、それまでは入谷金美館通り商店会に属していたようである。それからの1960年代には商店街が衰退していったのだけれど、衰退前夜に独立したということなのか。この辺りがどうだったのかはわからないけど。
お店を見ていると時の止まったような老舗が多く軒を連ねている。建物も古い商店建築が多くある。
この山城園茶舗なんかも、建物から佇まいからとても歴史を感じる。お茶だけでなくて、茶器なんかが並べてあるので、海外の人とかが珍しそうに眺めていたりする。
こちらは、終戦前年の昭和19年(1944)創業の食堂清月。 和菓子屋からスタートして、いつからか食堂に転じたようだ。鯵フライや生姜焼き、クリームコロッケ、刺身、ポテトサラダ、肉豆腐など、大衆的なメニューが揃っていて、お酒のアテにも最高だ。
お店の凛とした佇まいは、大衆的というよりも敷居を感じる。下町のジェントルマンよろしく酒を飲むのもいいだろう。
そしてこの花見煎餅吾妻屋。昭和28年(1953)創業。下町の手焼きせんべい、昭和の風情がそのまま残っている。
店頭で、煎餅を手焼きしていた。この日は、近所の鷲神社で酉の市をやっていたのだが、酉の市の日だけ、店頭で手焼きをしているそうだ。
かつてはもっと商店があったのかもしれないが、今は商店は少なくなっている。商店の建物の遺構のような建物は多く残っていて、昭和の頃の賑わいを思い起こしながら散策するのがいいだろう。商店が少なくなっていても、チェーン店などの進出が少なく、昭和、戦前、戦後あたり創業のお店が残っているのがいい。
金美館通り②入谷金美館通り大正会の地図、アクセス
東京都台東区入谷2丁目
金美館通り②入谷金美館通り大正会 情報交換
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