Tokyo Explorer's Map: 代沢通り共栄会|古着、昭和レトロ、音楽が共存する通り［東京マップ］

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　下北沢南口商店街を南に向かって歩き、この一通りの多い商店街の道端にある庚申堂を通り過ぎると、代沢通り共栄会に入ります。

　ここまで来ると、下北沢も外れの方に来た感はありますが、そんなことはありません。色々あります。
　まず、下北沢駅から歩いてきて、代沢通りに入って右手は、何かとても昭和レトロな路地になるのです。

　その路地の入り口がこの建物です。この昭和レトロ感がたまりません！

　手前のお店は、炭の専門店なのでしょうか。店内は炭だけ置いているように見えます。その隣は、このレトロ感のある建物の雰囲気での帽子屋さん。この鍼灸入り混じった感じが、東京の良さですし、下北沢らしさでもあるかと思います。なかなかな渋みのある良い建物だなと思っていると、何と！

建物の壁に建築計画が・・・！
おおおお、何と！取り壊されるんですね・・・
２０１９年９月が着工予定になってます・・・
ああ、また、下北沢の良さが無くなるのか・・
東京から、また、歴史的建築（そこまでではないかも知れませんが・・でも、東京の昭和らしい、商業建築だと思います）が、無くなってしまうのですね・・・
どんな建物が建つんでしょうか・・・
高さ２１.９mと書いてありますので、そこそこの高い建物が建つようです。
この一角、昭和レトロ感があって、この下北沢の雰囲気にぴったりだと大好きな一角だったのですが・・・
ま、そんなこと、家主さんにとってみれば関係のないことですよね・・・
こうやって、どんどん、東京の町並みは変わっていくのでしょう。
というか、今の町並みも、変遷の過程といえばそれまでなのでしょうが。
それが、東京ってヤツなのですかね？
なんて答えの出ない堂々巡りな、しかも答えが出たところで何の意味もなさない自問自答しながら、右手の路地に入って行くと、

　渋いっ！渋すぎるクリーニング屋さんがっ！本物だっ！いや、何が本物か分かりませんが、何というか、昭和レトロ感がハンパない！昭和の時代から平成を駆け抜けた本物のクリーニング屋さん！チェーン店で洗濯物を預かるだけのクリーニング屋さんではなくて、本当にここで洗濯し、アイロンがけをしているであろう、東京の庶民の街の本物のクリーニング屋さんなのではないかと思われます！日曜日でお休みだったと思われますが、中を覗き込んでみると、鉄のアイロンがありました。間違いなく、ここでアイロンがけをしています。そして、この建物、看板建築と言って良いのか分かりませんが、明らかな昭和レトロな商店建築！見事です！このまま残っていって欲しいものです。
　そして、そのお隣は、酒屋さん。こちらも、日曜日でしたのでお休みでしたが、看板には、フランス語で「depuis1931」と書いてあり、何と戦前から営業しているようです。１９３１年当時の下北沢なんて、東京の郊外で、下町だったのでしょうね。そんな頃から、この下北沢で営業しているのですね。町の酒屋さんですが、この看板のボトルがワインのボトルっぽいですし、小西という屋号みたいですが、それをフランス語で「Le ptit L'auest」と書いてあり、なかなかオシャレな感じがし、さすが、下北沢の酒屋さん！て感じです。お休みだったので残念ですが、置いてあるお酒もいいのが置いてありそうですね。
　そして、また歩を進めると、このお宅！

　民家なのですが、よく見ると丸い窓があったり、上部が半円のアーチ窓があったり、瓦屋根の和民家に洋館の窓の意匠を施した和洋折衷な民家で、非常に目を惹かれます。しかも、下北沢の地で、この敷地面積を所有していますので、地元の有力者、古いお家の方なのか、う〜ん、気になって仕方ありません。が、個人の方のお宅なので、これ以上、詮索するのはやめます。
　大通りに戻って、さらに南に向かって歩くと、やはり、古着屋さんが数軒あります。