2018年12月16日日曜日

下北沢あずま通り商店街|演劇と酒場の商店街[東京マップ]

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 下北沢といったら何を思い浮かべますか?「若者の街」「古着の街」「演劇の街」「音楽の街」「レコードの街」・・・数えだすとキリがありませんが、いずれにしても、様々な文化が入り乱れ、文化が入り乱れるからこそ、様々な文化人、文化人を目指す人が集まり、下北沢という地域を形成していると思います。
 そのような下北沢ですが、全てがカオスにごちゃごちゃに混じっているかと言いますと、そんなことはありません。下北沢の駅を中心に東西南北で下北沢の中でも少し文化が違うのです。
 今回は、下北沢の東地区の文化を形成する「あずま通り商店街」を紹介します。


 このあずま通り、スーパーのオオゼキがあり、これは、下北沢在住の人たちの食卓を満たすためのスーパーなのでしょう。下北沢を歩いている人のほとんどは、下北沢に住んでいない人たちなのでしょうが、このオオゼキに入っている人たちは、下北沢在住の人たちなのだろう、年配の人たちも多いので、長くこの下北沢に住んでいるのだろう、下北沢がこんな文化の街になる前から住んでいるのだろうかなど、このオオゼキを見ると想像を掻き立てられます。
 それはさておき、ここの文化の中心を担い、牽引しているのはいうまでもなく本多劇場であり、この界隈の文化を演劇の街として形成しています。


 本多劇場は、劇場だけでなく、マルシェというショッピングフロアもあり、お店も入っています。
 マルシェには、「ヴィレッジバンガード」や、病みカワ・80’s・サブカル・原宿などの文化をミックスした「Broken Doll」、中古レコード屋など、ショッピングフロアなどというネーミングですが、下北沢ですので、一筋縄ではなく、サブカル臭がプンプンなお店が入っています。
 本多劇場のはす向かいには、「劇」小劇場があります。


 そして、これより東側には、飲食店が、それも個性的な飲食店が軒を連ねているのです。



 あずま通りの東側の入り口には、「ざこや」さん。この貫禄!レンガ壁に、ざこやの暖簾!存在感がハンパないです!1968年に「雑魚や」として開業されたようです。その前は、「タイム」という喫茶店だったようです。
 その奥には、「キネマ倶楽部」なんて名前のバーがあります。本多劇場のすぐそばですから、演劇人が集まりそう!


 また、この通りには、クラブや、生演奏が聴けるミュージックバーなどもあります。下北沢のミュージックバーなんてのも面白そうですね。このようなところは、おのぼりさんは来ないでしょうから、集まってくる文化人や、下北沢在住の人たちが夜な夜な集まるのでしょうか。うーん、楽しそうですね!私も、おのぼりさんに近い部類なのでよく分かりませんが、機会があれば行ってみたいものです。


 そして、昭和レトロな外観が下北沢の哀愁と郷愁を誘う「珉亭」。創業は1964年。昔、甲本ヒロトさんや、松重豊さんがバイトしていたらしいです。このエピソードからして下北沢ですし、今いるバイトの方も、もしかしたら!なんてことも今後あるのかもしれませんね。お昼時は、結構並んでいます。キレイなお店も増えていますが、このようなお店こそ、下北沢らしさを感じます。

 
 パンクロックファッションのお店もあります。

 
 おしゃれなカフェバーもあります。


 場所を変えて線路沿い。線路沿いは、今は、無機質なフェンスで囲まれて工事中のような感じですが、以前は、こちらにも低層の建物があり、小ぶりなバーなどがあったような気がします。ごちゃごちゃ文化、素敵なだな、こんなようなところに、夜な夜な文化人が集まるのだろうなと思って歩いておりましたが、もう壊されてしまったようです。下北沢のごちゃごちゃした雰囲気が少しずつなくなっていくのでしょうか。


2020年追記
 線路沿いの小ぶりなバーがあったような気がします云々と上に書いてありますが、2020年に散策し、小ぶりなバーはまだ壊されてなく、健在であることが分かりました。


 あずま通り商店街の東はじに、こんな一角があります。


 この「TROUBLE PEACH」は、下北沢の老舗ロックバーです。1980年から下北沢でやっているようです。60年代以降のロック、フォークの夥しいレコードの中からリクエストできるようです。下北に住む、活動する数々の演劇人や、ミュージシャンが訪れたようです。
 隣にも、音楽のかかるバー「Bar Bachibouzook」があります。


 Bar Bachibouzookの角を曲がると、モジャ物件となっておりました。ツタの間に白い扉が二つ。どちらも、店名がよく分かりません。


 よく見ると、左の扉には、「UNDERGROUND ROCK CAFE STORIES」と書いてあります。ロックバーのようです。
 右の扉には、小さな表札のようなものに「新太好」、新型コロナ感染防止徹底のシールに「太好」と書いてあります。ネットで調べても「すし好」がずらずら出てくるのですが、どうやら台湾バーというカテゴリーのお店のようです。台湾バーって、台湾料理なんかをイメージしたバーなのでしょうか。
 そして、その奥に行くと、イメージがガラッと変わって純粋なスナック「ニューサニー」。もう本当に純粋なスナックです。


 そしてその隣は、またまたイメージがガラッと変わって、フランスのパリのカフェをイメージしたかのような「LE GRAND ECART」。フレンチポップが流れる、パリのカフェ、レストランのようなお店です。
 ロックバーには、若者や、ロック好きオヤジなんかが訪れるのでしょうが、この路地は、奥に行くと、本当のオヤジ、落ち着いたおじ様が夜を過ごすのですね。


 この一角の建物は、駅前によくある低層で、酒場が入る建物です。このような建物は、戦後の闇市をルーツにしている場合がよくありますが、この一角はどうなのでしょう。下北沢には、もう破壊された北口の下北沢駅前食品市場が、戦後の闇市をルーツにもつ一角として有名でしたが。


下北沢あずま商店街の地図、アクセス


下北沢、その他の商店街
 若者文化の街、下北沢は駅を中心に様々な文化を持った商店街が縦横無尽に広がる街です。
下北沢南口商店街
 古着とグルメの商店街。
 シモキタ観光地として特に若者が集う商店街ですので、若者向けのグルメが多いです。
代沢通り共栄会
 古着屋さんの多い商店街です。
 小さなショップでもこだわりのあるお店があります。
 昭和レトロな建築もあり、レトロ散策も楽しめます。



下北沢の飲み屋街
 若者文化の街ですから、大衆的な飲み屋さんはもちろん、個性的で、文化的なお店も多くあります。
鈴なり横丁
 劇場の下にある飲み屋街です。
 個性的なお店が多いです。バーが中心です。

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