亀戸の神社といえば亀戸天神を思い浮かべますが、日本には当たり前のようにあちらこらに神社があるもので、この亀戸水神宮は、亀戸の住宅街にひっそりとあります。
ひっそりとは言うものの、水神宮の近くには東部亀戸線の亀戸水神の駅がありますから、亀戸天神に次いで亀戸水神の名前は知られているのではないでしょうか。
まぁ名前が知られているかもしれませんが、こぢんまりとした神社で、創建年代も定かでない。境内に書かれいてるご由緒には室町時代の享禄年間(1528−1532)に創建されたらしいと書かれています。その当時、新田開墾の際に土民(なんかすごい書き方だな)が水害を免れるために水神を勧請したのだそうです。
亀戸は、古くは水で囲まれた低地の島であったので、堤防として堤が設けられていたようで、その堤の上に亀戸水神宮が建てられたんだそうです。確かに北側の道路が少し低くなっているので、堤だったのかなと思わせる地形です。
現在は、隅田川や、荒川の護岸は非常にしっかりしているので、この辺で水害が発生したなんて聞くことはありません。そうするとこの水神宮の意味合いがもうないのか・・・なんて無粋なことは考える余地もなく、手入れの行き届いた境内に、地元の方々が大事にしていることが分かります。
境内には、『「亀戸あさくさ古道」を訪ねて』と言う案内図が掲示されていますが、亀戸水神宮の脇の道は古くからある通りだったようです。今でも水神通りと呼ばれているその脇道は、かつては商店街だったようで、とても賑わいのある通りだったようです。
亀戸水神宮の地図、アクセス
東京都江東区亀戸4−11−19
亀戸水神宮 情報交換
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