神楽坂通りから神楽小路に入り歩いていると、東側に、昭和感を激烈に放つ「みちくさ横丁」があります。
横丁の奥を見ると、これまた、昭和レトロ感満載な趣です。都内の駅周辺に未だ多く残る前後のヤミ市、露店の名残を残す横丁であります。花街として隆盛を極め、今では、きれいに整備された神楽坂界隈にもこのような横丁が存在することには感動を覚えます。突き当たりには、老舗のジャズバーもあります。
みちくさ横丁は、神楽坂観光である意味一押しの見どころです。
みちくさ横丁、おすすめスポット
・コーナーポケット
東京都新宿区神楽坂1−14
みちくさ横丁の奥の突き当たりにあるジャズバーです。
2、3人くらい座れそうなカウンターと、2、3人座れそうなテーブルが2つある小さなお店です。レコードでジャズをかけてくれます。多分、20時頃からやっていると思われます。
この日は、女性の店員さんがいらっしゃいました。黒づくめに黒い大きめのサングラス。黙ってカウンターに座ってらっしゃいましたが、只者ではない存在感。
お客さんは常連さんなのか、静かにジャズを聴いているのか、酒を飲んでいるだけなのか、生気のないデカダンスな都会の夜が昭和の横丁の突き当たりで流れております。
みちくさ横丁の地図、アクセス
神楽坂、その他の通り、路地
神楽坂には、無数の路地がああり、それぞれ歴史があります。そして、それぞれの路地には、かつて芸者さんがたくさんいました。芸者さんは、京都だけではないのです。かつての花街華やかりし頃にちなんだ通りがたくさんあります。神楽坂散策のご参考にして下さい。(五十音順)・神楽小路
神楽坂下からすぐの路地です。
・神楽坂通り
神楽坂のメインストリート。
地元の古い商店から、おしゃれなグルメなどいろいろ楽しめる通りです。
ここから様々な路地が分岐しています。
・神楽坂仲通り
数少ない料亭のある通りです。
かつては、この通りも料亭が軒を連ねていたようです。
本多横丁と神楽坂仲通りを結ぶ路地です。
その名のとおり、ひょいと路地に入ると見失ってしまうくらい細く入り組んだ路地です。
ここでお忍びで芸者遊びをしていたのでしょう。
・芸者新路
かつては、見番、置屋、待合が軒を連ねていた通りなので芸者新路という名前です。
しかしながら、今は一軒もありません。飲食店があるのみです。
・見番横丁
見番(芸者を手配する場所)があることから付けられた名前。
今でも芸者を手配する東京神楽坂組合があります。
以前は、神楽坂界隈に見番はいくつかあったのだろうと思います。
・地蔵坂
今は閑静な住宅街ですが、明治・大正期までは文化香る繁華街でした。
その跡を追って散策してみましょう。
・兵庫横丁
神楽坂の中でも江戸情緒が楽しめる石畳の細い路地です。
今では数少くなった料亭や、有名な作家の多く泊まった旧旅館などがあります。
・紅小路
本多横丁から分岐する路地です。
老舗の飲食店などがあります。
・本多横丁
横丁という名前ですが、神楽坂界隈ではそれなりに大きな通りです。
江戸時代には本多修理屋敷脇横丁と呼ばれていた古い通りです。
この本多横丁からはいくつもの路地があります。
・見返し横丁
本多横丁から分岐する路地です。
スナック、飲食店のある短い路地です。
・見返り横丁
本多横丁から分岐する路地です。
今では少なくなった料亭がある短い路地です。
神楽坂観光-------寺社巡り
・鎮護山 善國寺
江戸山毘沙門天の一つ。狛犬ならぬ、狛虎がいます。
江戸から明治にかけては縁日で賑わい、神楽坂が繁華街となった要因の一つです。
・樹王山 正覚院 光照寺
戦国時代の牛込城址に建てられたお寺です。
みちくさ横丁 情報交換
みちくさ横丁について、足りない情報や、新しい情報などありましたら、コメントをお願いします。情報交換の場にしてもらえればと思います。
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