新大橋通り沿いにある八幡宮です。八幡宮ですので、武運の神、八幡神をお祀りしています。境内には、境内社の銀杏稲荷神社があります。鳥居をくぐって正面が銀杏稲荷神社で、左奥が銀杏八幡宮です。入り口には、銀杏八幡宮、銀杏稲荷、両方の石標があります。
銀杏八幡宮 |
創建年代は不明のようですが、江戸時代中期には、福井藩越前松平氏の屋敷内に鎮守として祀られていたそうで、安永4年(1775)に社殿が建立されたそうです。境内社の銀杏稲荷神社の方が創建は古いようですが、詳細は分かっていないようです。
人形町で生まれ育った谷崎潤一郎氏は、銀杏八幡宮野月に一度の神楽を見ることが楽しみだったようです。
人形町で生まれ育った谷崎潤一郎氏は、銀杏八幡宮野月に一度の神楽を見ることが楽しみだったようです。
銀杏稲荷神社 |
社名の通り、境内には、樹齢300年〜400年の大銀杏があったそうですが、関東大震災で社殿とともに消失してしまったそうです。現在も大銀杏がありますが、こちらは、その後に植えられたそうです。ビルだらけの新大橋通りで、大銀杏に囲まれ緑豊かな銀杏八幡宮は、オアシスでね。
御祭神
誉田別尊(銀杏八幡宮)
豊受大神(銀杏稲荷神社)
祭礼
日本橋人形町の神社
とにかく、日本橋、人形町界隈には神社が数多くあります。しかも、江戸時代から都会でしたから、郊外にあるような大きな神社ではなく、街中に佇む、今となっては、ビルの谷間にひっそりあるような神社がたくさんあります。江戸時代の文化の中心地であった日本橋人形町ですから、江戸の文化、芸能、風俗と関係がある神社もあり、往時をしのばせます。
・小網神社
日本橋七福神めぐりの「福禄寿」。
日本橋界隈では珍しい、戦前の木造神社建築です。
・水天宮
日本橋七福神めぐりの「弁財天」。
安産、子宝にご利益のある神社。
・末廣神社
日本橋七福神めぐりの「毘沙門天」。
人形町の娼妓、芸者からも信仰の厚かった、吉原遊廓、吉原花街とともに歩んだ神社。
・椙森神社
日本橋七福神めぐりの「恵比寿神」。
江戸時代は富興行や花相撲が行われ、庶民に親しまれた神社です。今は、ビルに囲まれひっそりとあります。
・宝田恵比寿神社
日本橋七福神めぐりの「恵比寿さま」。べったら漬け起源の江戸商人の町の神社。
・茶ノ木神社
日本橋七福神めぐりの「布袋さま」。
ビルに囲まれた小さなお社。
・松島神社
日本橋七福神めぐりの「大国神」。
今では、ビルの一階にありますが、もともと、ここは島でした!
・出世稲荷神社/岩代稲荷神社
江戸時代の大衆文化、風俗と密接な関係のあるお稲荷さん。どこにあるのか探すのが大変!
江戸時代は、町家に囲まれ、庶民から信仰を集めた神社でした。今では、ビルに囲まれています。
・橘稲荷神社
江戸時代は、町家に囲まれ、庶民から信仰を集めた神社でした。今では、ビルに囲まれています。
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