2021年8月15日日曜日

(旧)伏見通り|吉原遊廓の痕跡④路地裏の戦後カフェー街の亡骸

 ホーム東京の通り>(旧)伏見通り


 仲之町通りを挟んで、南側の江戸町通りから北東側の路地を入ると、そこは、江戸町通りと並行した細い路地があります。この通り、多分、戦後、カフェー街となった時代には「伏見通り」と呼ばれていたようです。今では、細い路地で、マンションなどの住宅街となっていますが、その当時は、路地裏までカフェーがびっしりあったのでしょう。今では、ほぼ住宅街となっていますから、伏見通りなどと、通り筋の名前は消滅してしまったのだと思われます。



 なぜ伏見通りなのかというと、江戸時代の吉原遊廓時代、この通りの町が「伏見丁」だったからです。
 そして、この路地裏の(旧)伏見通りは、カフェー建築の多く残る通りとして有名でしたが、近年、やはり老朽化からか、取り壊しが進んでいます・・・


 プリンセスというカフェーだった建物。アールがかった角に、丸みを帯びた柱みたいな意匠。完璧なまでのカフェー建築です。


 この建物の両隣に、カフェー建築が残っていたようですが、取り壊されています。このプリンセス、取り壊されないで欲しいものです。


 下の看板建築は、看板部に「マスミ」と書かれていますね。丸い柱みたいな意匠。カフェー建築です。



りの地図、アクセス

東京都台東区千束4丁目
・東京メトロ日比谷線「三ノ輪駅」から、徒歩11分
・東京メトロ日比谷線「入谷駅」から、徒歩17分


原遊廓の痕跡シリーズ

五十間通り土手通りから、吉原大門に至る通り
仲之町通り吉原遊廓の中心街の過去と現在
江戸町通りカフェー建築の残るソープ街
④(旧)伏見通り
揚屋町通り路地裏に赤線跡の残るソープ街
京町通りソープ街としても寂れてしまった通り
花園通り南側のお歯黒どぶ(羅生門河岸)の暗渠

見通り 情報交換

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