2021年8月15日日曜日

花園通り|吉原遊廓の痕跡⑧南側のお歯黒どぶ(羅生門河岸)の暗渠

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 吉原遊廓は、遊女が逃げられないように溝(お歯黒どぶ)で囲まれていましたが、南側の溝側は羅生門河岸と呼ばれていました。四方を囲んでいたお歯黒どぶは、現在は暗渠化されており、羅生門河岸も暗渠化され、現在は花園通りという道路となっています。




 なんだか寂れた感じの通りですが、看板建築などの古い商店建築と思しき建物が結構残っています。この花園通り、以前は、浅草方面から吉原に遊びに来る人たちで賑わったそうです。


 今では、人通りがまばらというか、いません。


 お歯黒どぶの側ですから、吉原の端でありました。賑やか豪壮な妓楼が立ち並ぶ中心地とは違い、この辺りには、長屋が立ち並び、格安で遊べる切見世と呼ばれるお店が立ち並んでいたようです。



 薬屋さんや、お茶屋さんの痕跡。少し前までは、商店街だったのでしょうか。




 路地の奥には、銭湯があります。下町ですね。



りの地図、アクセス

東京都台東区千束4丁目
・東京メトロ日比谷線「三ノ輪駅」から、徒歩14分
・東京メトロ日比谷線「入谷駅」から、徒歩13分


原遊廓の痕跡シリーズ

五十間通り土手通りから、吉原大門に至る通り
仲之町通り吉原遊廓の中心街の過去と現在
江戸町通りカフェー建築の残るソープ街
(旧)伏見通り路地裏の戦後カフェー街の亡骸
揚屋町通り路地裏に赤線跡の残るソープ街
京町通りソープ街としても寂れてしまった通り
⑧花園通り

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