吉原遊廓は、遊女が逃げられないように溝(お歯黒どぶ)で囲まれていましたが、南側の溝側は羅生門河岸と呼ばれていました。四方を囲んでいたお歯黒どぶは、現在は暗渠化されており、羅生門河岸も暗渠化され、現在は花園通りという道路となっています。
なんだか寂れた感じの通りですが、看板建築などの古い商店建築と思しき建物が結構残っています。この花園通り、以前は、浅草方面から吉原に遊びに来る人たちで賑わったそうです。
今では、人通りがまばらというか、いません。
お歯黒どぶの側ですから、吉原の端でありました。賑やか豪壮な妓楼が立ち並ぶ中心地とは違い、この辺りには、長屋が立ち並び、格安で遊べる切見世と呼ばれるお店が立ち並んでいたようです。
薬屋さんや、お茶屋さんの痕跡。少し前までは、商店街だったのでしょうか。
路地の奥には、銭湯があります。下町ですね。
花園通りの地図、アクセス
東京都台東区千束4丁目
・東京メトロ日比谷線「三ノ輪駅」から、徒歩14分
・東京メトロ日比谷線「入谷駅」から、徒歩13分
吉原遊廓の痕跡シリーズ
①五十間通り土手通りから、吉原大門に至る通り
②仲之町通り吉原遊廓の中心街の過去と現在
③江戸町通りカフェー建築の残るソープ街
④(旧)伏見通り路地裏の戦後カフェー街の亡骸
⑤角町通り
⑥揚屋町通り路地裏に赤線跡の残るソープ街
⑦京町通りソープ街としても寂れてしまった通り
⑧花園通り
花園通り 情報交換
花園通りについて、足りない情報や、新しい情報などありましたら、コメントをお願いします。情報交換の場にしてもらえればと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿
こちらからコメント、情報をお願いします。